第８１話 ページ36
※中盤ピンクしてます、苦手な方はご注意を…！
．
『……ごめんなさい。』
ごめんなさい、
『正直言って、育ってきた場所が場所だからそんなに自分の命について大事だと思ったことがなかった。
親友の茜以外、愛してくれた人は皆死んじゃったから。だから生きる意味とかもあんまり無くて、毎日楽しければいいかなって。
自分の命で誰かが救えるならそれで良いって簡単に自分投げ出すような人間だったし、やっぱり公安の降谷零としては絶対に受け入れたくないタイプだったと思う』
目線を安室さんに合わせて呟くと、安室さんはまた一筋涙を流した。
「……馬鹿」
『へ』
「A、お前馬鹿」
『あの』
「それ、もう二度と俺の前で言うな」
『……う「俺は愛してるから」…ん？』
「愛してるから」
「絶対に居なくなってほしくないし、簡単に死ぬなんて選択肢取るな」
「お前が大切なんだよ」
こんなどストレートな言葉、久しぶりに言われた。
ツゥ、と涙が頬に流れるのを知られたくなくて、安室さんの肩口にぎゅっと顔を寄せる。
『降谷さんってイケメンですね』
できるだけ明るく振る舞って。
そしたら降谷さんはクシャリと笑って
「知ってる」
と言った。
＊＊＊＊
『……で、これ外してくれませんか』
「感動シーンぶち壊すのほんと得意だな。却下する」
『何でですか!!!』
「？好きだから」
答 え に な っ て ね ぇ よ
あむあむ()はさっきのことで吹っ切れたのか、私の色んなところにキスをしていく。
そして、内腿に辿り着いたとき。安室さんの息がそこへ掛かり、ビクッと身体が震えた。
それを何と思ったのか、安室さんはそこをひと舐めして躊躇なく噛み付いた。
『ぁっ、』
自分から慣れない声が出て、手錠の付いた両手で口元を隠す。
ぼぼぼ、と顔に熱が集まるのが分かる。
もうやめてくれ、と心底願ったが何故かその声は安室さんを一気にヒートアップさせる鍵だったようで。
「ん…っ、」
『ひ、ぅ、……っあ』
ちゅ、ちゅと啄んだり、ぺろりと舐めたり。
腰を引こうとしても安室さんの片手によって止められるし、手で退かそうとしても全く手錠が外れなくて声が漏れるだけ。
おかげで体はビクビク震えるし、とにかく止めてほしい。
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ccndayo(プロフ) - はあ。。素敵すぎました。途中で涙が笑 (2021年1月6日 2時) (
レス) id: 625a5cfc03 (このIDを非表示/違反報告)
れいすみす(プロフ) - 幸せでした…尊いをありがとうございます…しゅき… (2020年5月26日 19時) (レス) id: 993cffbbce (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 涙がボロボロと、止まらなかったです…凄く良い作品、ありがとうございました…( ；∀；) (2020年5月4日 10時) (レス) id: c930be9ed1 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 完結になっていますが、これで終わりなのでしょうか？ (2020年2月12日 21時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
RiR - とっても素敵なお話をありがとうございますm(_ _)mこれからも素敵なお話を作ってください！ジン様好き〜〜〜！ (2019年11月23日 0時) (レス) id: 6882897af8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あると | 作成日時：2019年6月25日 2時
