第７３話 ページ28
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案外なんでもなかったようで、私はすぐに退院が出来ると言われた。
これ、こっちの世界に来る前にも茜とあったな。…ほんと、自分の頭は何がしたいのかな。
何かを思い出したいの？
何かを消し去りたいの？
訳分かんない。
頭をポリポリ掻きながら帰路を辿っていると、前方に見知った姿があった。
ちょこちょこと私は小走りし、気付いていなさそうだったから驚かそうと声を大きくしてその名を呼んだ。
『おーきやさんっ』
「………A、？」
沖矢さんは私を信じられないという目で見た。
ええ、何があったのさ。
『私以外に何がｰｰｰｰｰｰっわ』
私以外に何がいるんですか。そう言おうとしたけど、それは沖矢さんのいきなりの抱擁によって止められた。
…なんで、こんなに肩が震えてるんだろ。
もしそうだったらやば。なんでここにおるねんって話だよね。
『もう、泣かないでくださいよ。イケメンが台無しです。沖矢さんは泣いててもイケメンですけど』
「お、ま……記憶が、戻ったのか…？！」
ｰｰｰｰｰｰえ？
『記憶？元々戻るも何も……』
何も失ってないじゃん。
＊＊＊
なんだか訳のわからないことを言われ、私は工藤邸に案内された。
というか沖矢さんの胸板が硬かったです。タバコの匂いがしました。
なんだろう、煙草ってすごい安心するんだよねー。
私の家、誰も吸ってないのに不思議なもんだ。
沖矢さんは私をリビングに閉じ込め()出て行ってしまった。
え、これは沖矢さんに養われろと？一歩も外に出ない代わりにヒモってこと？え？ヤンデレルート？
ヤンデレルート以外は最高じゃん(最低)
5分後、なんだか慌ただしい足音が聞こえる。
沖矢さん、こんなに焦ってるの？何かあった？と思ってソファからリビングへつながるドアを見ていると。
バタン、と言う音とともにリビングへ入ってきたのは、色黒の金髪青目さんと眼鏡少年。
沖矢さんの友達？それにしてはなんだか……こちらを見ているような………？？
その時、ちょうどリビングへやってきた沖矢さんに聞いてみた。
『この人達、沖矢さんの友達ですか？少年まで交流があるとは』
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「「「は？」」」
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ccndayo(プロフ) - はあ。。素敵すぎました。途中で涙が笑 (2021年1月6日 2時) (
レス) id: 625a5cfc03 (このIDを非表示/違反報告)
れいすみす(プロフ) - 幸せでした…尊いをありがとうございます…しゅき… (2020年5月26日 19時) (レス) id: 993cffbbce (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 涙がボロボロと、止まらなかったです…凄く良い作品、ありがとうございました…( ；∀；) (2020年5月4日 10時) (レス) id: c930be9ed1 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 完結になっていますが、これで終わりなのでしょうか？ (2020年2月12日 21時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
RiR - とっても素敵なお話をありがとうございますm(_ _)mこれからも素敵なお話を作ってください！ジン様好き〜〜〜！ (2019年11月23日 0時) (レス) id: 6882897af8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あると | 作成日時：2019年6月25日 2時
