首謀者 〜5〜 ページ5
「大体、なんでこんな奴らが優勝候補と騒がれるんだっ！俺のパンケーキの方が比べ物にならないほど美味いんだぞっ！たかが学生の分際で生意気なっ！」
「おやおや、やっかみですか？大人げないですねぇ」
アズールが必死に怒鳴るダリアンに余裕をかます。
「学生だから生意気と言うのは一体どこのルールなんだい？」
リドルも余裕をかます。
「な、なんだお前ら…」
二人の圧にダリアンが少しだけビビった。
「僕はナイトレイブンカレッジ・オクタヴィネル寮の寮長を務めるアズール・アーシェングロットと申します」
「同じく、ハーツラビュル寮の寮長、リドル・ローズハートだ」
「寮長だかなんだか知らないが、今回の妨害はお前らが勝手に仕組んだ自作自演だろうっ！」
「おや、達者な口をしてらっしゃいますねぇ」
「アズール、コイツにそんな事を言っても無駄だよっ」
「リドルさん、落ち着いて。リドルさんまで興奮してしまったら彼と同じじゃないですか」
「…す、すまない。アズールの言う通りだね」
「アズールー！コイツ、今度こそオレが絞めちゃっていーよねー？」
フロイドがジェイドと共にキッチンから観客席側に到着した。
「では、僕もフロイドと一緒に絞めさせていただきましょうかね。先程から黙って聞いていれば、好き勝手なことをべらべらべらべらと。こちらの胸糞が悪くなると言うものです」
爽やかな笑顔でジェイドがダリアンに向かって言った。
「…相変わらずジェイドは煽るのが上手いですねぇ」
「ふふふ。アズールほどではありませんが、褒め言葉、頂戴しましたよ」
「……何だお前ら、気持ち悪い…」
四人の圧とやりとりに更にダリアンがビビる。
「気持ち悪いのはあなたの顔ではありませんか。その顔で作られたパンケーキなど、食べたいとも思いませんね」
このやりとはAとセナも見ていた。
「ジェイド先輩…思いっ切り言っちゃった…」
「さすが副寮長…」
「おいっ！俺に気持ち悪いとは何だっ！謝れっ！」
ダリアンがまた怒り始めた。
「謝る？なぜです？」
ジェイドは楽しそうだ。
「ジェイド〜、もう絞めちゃおよ〜」
「もう少し待ってください、フロイド」
「ジェイド君、ここは穏便に…」
会長も止めに入る。
「会長、僕たちは被害者なのですよ。それが自作自演と濡れ衣を着せられ、その無実も晴らせないと言うのですか？」
「そ、そういう訳では…」
ジェイドの方が一枚上手のようだ。
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魅樹(プロフ) - 五月雨さん» 五月雨様 ありがとうございます。いつも読んで頂いてとても嬉しいです。コメントを糧に、これからも書き続けていきます。引き続き読んで頂けたら嬉しいです。 (2023年2月12日 22時) (
レス) id: e979216df4 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨(プロフ) - うわぁ こんな展開になるなんて…ほんと涙出てきちゃいました。相変わらず素敵な作品ですねぇ〜これからも体調に気をつけて頑張ってください！あと、夢小説を荒らすやつにも気をつけてくださいね (2023年2月12日 21時) (レス) @page40 id: 5406dac44d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魅樹 | 作成日時：2023年2月8日 12時
