検索窓
今日:8 hit、昨日:39 hit、合計:1,562 hit

オクタヴィネル寮生活 〜2〜 ページ2

「刺繍の柄で色覚えておいたんだ〜」

「あんなお店の中の一瞬の時間で?」

「うん」

「記憶力…並外れてますよ…」

「うん。知ってる」

「勉強に使ったらどうですか?」

「めんどくせぇよ」

「前に、教科書丸暗記してたことあったでしょ!」

「そーだっけ?」

「んっ……」

フロイドがAにキスをした。

「最近さぁ…、オレに生意気な口聞くようになったよねぇ〜」

耳元でフロイドが囁く。
その口調は優しかった。

「そんな事…あったりなかったり…」

「またそれ?」

「ダメですか…?」

「ダメ〜…。許さないよ〜」

「たまには…、フロイド先輩を痛めつけるのも、悪くないかな…って思ったんですけど…」

「100万年早ぇーよ…」

フロイドがAを抱きしめたままベッドに押し倒した。

「んんっ……」

フロイドのキスが激しくなる。
ネグリジェを肩から開けさせ、胸を触る。

「んぁぁっ……」

「ここさぁ…、オンボロ寮と違って隣の部屋にジェイドいるんだよ?そんな声出したらジェイドに聞こえちゃうでしょ…?」

「んっ……」

フロイドがAの顔を優しく触る。

「そんな顔しちゃってぇ〜…。声出すの、禁止ね…」

フロイドがまたキスをする。

「んんっ…!」

「だからぁ、声出すの、禁止って言ってんじゃん…」

「意地悪っ……」

「Aがオレを痛めつけようとした罰だよぉ」

「酷い…ですよっ…」

「そんな事言ってるくせに、嬉しそうな顔しちゃってさぁ…」

フロイドがAの顔をまた触る。

「オレにはAの顔、見えるって言ったでしょ?」

「んっ…!」

「ほらぁ。声出てるよ〜?」

「出させてるのっ…、フロイド先輩…でしよっ……」

「ほらほらぁ。また生意気な口聞いてる…。おしおきが必要だねぇ〜…」

フロイドはいつも以上に興奮していた。





翌朝。

いつも通りの6時にアラームが鳴る。

「うるせぇ〜…」

フロイドがアラームを止めていい匂いタイムに突入する。

「おはよ…A」

「おはよう…ございます…」

「寝起き、悪いじゃん」

「フロイド先輩のせいでしょっ…」

「オレ、何かした?」

「全身…筋肉痛ですよ…」

「あぁ…。オレにおしおきされたからでしょ?」

「身体が…重いです…」

「たまにはいーでしょ?昨日みたいな夜…」

「……はい…」

「Aも好きだねぇ〜」

「フロイド先輩がでしょっ」

時間を惜しみながらいい匂いタイムを過ごした。

オクタヴィネル寮生活 〜3〜→←オクタヴィネル寮生活 〜1〜



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:魅樹 | 作成日時:2023年6月6日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。