親友の秘密を知ってしまった。

４４.胸騒ぎ ページ46

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この歳になって抱っことか恥ずかしすぎて、ピンガさんの胸元に顔面を隠すように押し当てていると


彼はそんな私をゆっくりベッドに下ろしてくれた。






「寝るまで居てやる」




『…、ピンガさんは寝ないの？』




「また一緒に寝ろってか？」




『･･･』






ピンガさん、気付いてないのかな


それともわざと？




ピンガさんにそんな事を言ったことなんて
1度も無いのに。






『一緒に寝よう』




「襲われてぇならいいぜ」




『そんな事しないくせに』




「…フン」






ベッドに横になる私に無理に近付いてこないところとか
彼の性格をよく物語ってる。






『ピンガさん…
私さっきグレースが死んじゃう夢見た』




「それであんなに怯えてたのかよ」




『ピンガさんも死ぬんだよ』




「････」






ピンガさんは表情一つ変えずに
私のことをじっと見下ろしてくる。



たまに冷たい目になるけど


今がまさにそう。






『大事な人たちが死ぬなんて
私どんだけ最低な夢見てんだろ』




「……ふっ」




『！なんで笑うの…』






さっきまで冷たい目をして
私のことを見ているようで見ていないような


そんな彼が急に笑い始めた。






「所詮夢だ
忘れろ」




『ぅわ、』





わしゃわしゃ！と前髪辺りを撫でられる。


相変わらず不器用……





…というか、

自分が死ぬ夢を見たって言われてるのに
どうしてそんな風に楽しそうにできるんだろう







「大丈夫だ
怖くねぇから目ェ瞑れ」




『…、』







鼻元まで布団に潜ると
言われた通り、そのまま目を閉じた。





彼に寝顔を見られてると思うと恥ずかしかったけど
暗闇だし大丈夫だよね








明日からまた仕事が再開するけど





そういえば明日、刑事さんたちが来るんだよね？




社内連絡が届いてた気がする。







よく見てないからうろ覚えだけど。






でもほんと、
実際にあった侵入･殺人事件といいさっき見た夢といい








(なぁんか、胸騒ぎがするんだよね…)












『私が眠るまで離れないでね！おやすみ』




「…はァ。へーへー、…」




『へへっ』




「…」









「おやすみ」











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「死は常に隣り合わせだ
ずっと付きまとってくるんだよ

お前みたいに」









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みなさん評価コメントお気に入りありがとうございます、、

私近々、4回目見に行こうかな((

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