６５.目を覚ましたその後 ページ17
･
『……あれ』
体が倒れていく感覚がして
目を開けた。
……が、＿＿時すでに遅し。
[ﾄﾞｽﾝｯｯ！]
『う”…ッ！』
い、痛い。
右頬が床にこんにちはしてる…。
体を起こそうとするも、力が入らず
再び顔を床にぶつけてしまった。
(涙で視界が歪む…)
…ん？涙？
『あれ、私これ……』
もしかして熱？？
昨日の今日でまさかの熱が出た？？
絶対、海に潜ったせい。
ピンガさんも海に潜ってたし、大丈夫かな…
『…！ピンガさん、』
さすが、ピンガさんパワーだろうか
あれほど動かなかったのに
ピンガさんの事を考えた瞬間力がみなぎった…
なんてアホみたいな事を考えながら、
机の上に開いたままのパソコンを覗き込んだ。
すると、画面の端に映り込んでいたのは
椅子に座って前かがみになっている男性の姿。
……ん？あの人。
何度かネットニュースとかに載ってたのを見た。
『…、もしかして
眠りの小五郎…？』
その場にいる全員が彼のことを見ていて
そして、そのそばにグレースが居るのも確認できる。
『…行かないと、』
あの男性が本当に毛利小五郎だとしたら
グレース…ピンガさんが……。
私がなんとかしないと
全員私がここに帰ってきてることは知らないはず。
重たい体をなんとか動かし、壁に手をつきながら
私はメインルームへと向かった。
＊
何分かかけてやっと辿り着いたメインルームの扉の前。
自動ドアのセンサーが反応しない位置で
ひとりうずくまっていると、
部屋の中から声が僅かに漏れて聞こえてくる。
＿「…〜、もちろん監視カメラはループ映像にしてね」
(ループ映像…？)
そういえば、グレースの部屋のパソコンを弄ってた時
メインルームの監視カメラのリンク先コードが
変なアプリに貼られていたような気が…
…って、ナイナイ。そんなの。
＿「そこで犯人はレオンハルトさんに毒薬を飲ませて殺害。」
『……！？』
＿「おそらく犯人は、レオンハルトさんが息絶えるまでその場に居たはずです。死にざまを確認するためにね」
＿「ひどい…」
そう説明する男性の声に続いて
聞きなれない女の子の声が聞こえてきた。
･
遅くなりすみません、、！
コロナで死んでました…(´-`)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1015人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
哀愁(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (5月7日 22時) (
レス) @page33 id: 4b362b9d0f (このIDを非表示/違反報告)
MEIKA(プロフ) - 一気に読み終わるくらい素敵な作品でドキドキが止まりませんでした！！更新待ってます！ (4月22日 5時) (レス) @page33 id: 1bb6835bc2 (このIDを非表示/違反報告)
あ - めっちゃ好きです！更新待ってます！ (2月24日 18時) (レス) @page33 id: c9b27d8eb7 (このIDを非表示/違反報告)
ノア - 更新楽しみにしてます……！！この作品ばり好きすぎてほんとに一生リピってます( ߹ㅁ߹)頑張ってください！ (1月14日 23時) (レス) @page33 id: 76976485fa (このIDを非表示/違反報告)
いぎ - 更新楽しみにしています！大好きな作品なので待ってます！ (12月5日 22時) (レス) id: 0fab079a1b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：缶コーヒー | 作成日時：2023年8月15日 17時
