死の向こう側

力になる ページ8

川西side


今日も死役所は賑わってるな。
顔がグチャグチャの人よーけおるわ。

あ、Aちゃんや。

まだ、成仏してなかったんか。


A「あ、川西さん」

「おお」

A「私、少しの間ここに居させて貰います。1人、嫌なので。」

「そうか」

A「ここの役員になれたらなぁ...私もなりたい」

そう言いAちゃんは、消えていった


ここの役員の採用条件をあの子に知られたら大変なことになるやろうな。


うん、絶対なる。


渚「仕事、サボってるんですか？」


「うわぁっ！びっくりした」


渚「なんか、考え事？」


「んー、Aちゃんがな、ここの役員になりたいって。」


階段を降りながら話を続ける。
渚は興味津々なのか頷きながら足を進める。


渚「へぇ、無理やな。なられへん。だって、うちら...＿＿」


うん、俺達だってなりたくてなったんじゃ無い。早く成仏しなあかん。俺達は...









“元死刑囚”

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