【銀魂】万事屋の拾い者

優柔不断の結果 ページ28

一時の間部屋に沈黙が流れる


「つ、月詠さん…何言ってるんですか」


少し焦り気味に言う新八くんに月詠さんは冷静に言葉を続ける


「何故かは分からんが、吉原の者達が次々に休みを取ってしまってな…安心しろ、頼むのは裏方の仕事じゃ、万が一でも襲われはせん」


(吉原か…)


1度は聞いたことあるけど、あまり良くないイメージがある


「分かんねぇだろ、あんな狼共の巣みたいな所」


「わっちが見張っておくから大丈夫じゃ、そんな手荒な真似はさせん」


少し不機嫌そうに言う銀さんの意見に月詠さんは1泊も置かずそう答え、私の方へ視線を向ける


「まあ、決めるのはお主じゃ」


(………え…)


月詠さん、新八くん、銀さん…皆の視線が一斉に私へと集まる


『…わ、私はどちらでも…』


「決まりじゃな」


優柔不断お決まりの言葉を発すると月詠さんはそう言って微笑む


・


・


「………………」


銀さんの不機嫌さが一層増したのにも気付かず、私は月詠さんと日時の約束をした

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