▼sweet.047 ページ48
▼Your side
「この子、バニラ。転校してきた日にこの調理室であったの」
「こっちはショコラ。1年の時やっぱりここで…」
無事に実習が終わり、その日の夜私達はいちごちゃんとバニラの歓迎会とお互いのパートナーを紹介し合うため調理室に集まることになった。
私は既に樫野、花房、安藤のパートナーをしているわけで、彼らが可愛い妖精さんたちを紹介している姿を見るのは面白さを堪えきれない部分も多少はあった。
「落ちこぼれコンビ〜」
「気取り屋ペアー!」
バニラとショコラはよほど仲が悪いのか口を開けばすぐ口論に発展してしまう。
そんな2人をいちごちゃんより先に止めようとしたのが安藤のパートナーであるキャラメルだ。だけど、彼女はちょっとドジな面があるせいか、くるくると転がってシンクの中に落っこちてしまったのだ。
すると、私のポッケの中に身を潜めていたココアが勢いよく飛び出した。
「キャラメル、大丈夫ー!?」
『あっ、ココア!』
ココアがキャラメルに飛び寄ると、安藤はキャラメルを手にのせ紹介を始めた。
「ったくしょうがないな。この子、僕のパートナーキャラメル」
「こ、こんばんわですぅ」
『でこの子は私のパートナーのココア。よろしくね』
「ココアーーー!!今日も一段と愛くるしいですわあ!!!」
「ヒィィッ、あッショ、ショコわああああああ!!」
ショコラはココアに初めて会った時からココアが大好きで、会うたびに抱き締めほっぺをすりすりしている。恋愛対象とかではないようだけれど。ココアは勢いのあるショコラが嫌いと言うわけではないけれど、賑やか過ぎてちょっと引き気味なのだ。
「コホン。僕らみんな、精霊界の同期なんです。バニラとショコラは向こうでもよく喧嘩していました」
「彼はカフェくん」
「ボンソワ、いちご」
ゴタゴタした空気を咳1つで持ち直し、カフェくんがいちごちゃんに細かい説明をしてくれる。
「この学園と聖霊界はあちこちで繋がっていて、僕等修行のためにででくるんです」
「知ってる。人間とペアを組んで、スイーツの練習をするんでしょう?宮廷パティシエになるために」
「「「「「宮廷パティシエ!!」」」」」
「宮廷パティシエ」と言うワードに反応して目を思いっきり輝かせる5人。匹?なんて考えた人もいるだろうけど、この際数え方は気にしないでね。
私達と同じで夢に向かって頑張る可愛い
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†NANA†(プロフ) - ページ43・44で、「チョコトルテ」が「チョコタルテ」になっています (2022年5月2日 10時) (レス) @page44 id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
心芦心芦(プロフ) - ようやく50話達成するまで至りました😭コメントしてくださった皆様本当にありがとうございます!続編でもよければ何でもいいのでお言葉頂けると嬉しいですし、励みにもなります☺️では、続編にてまたお会いしましょう👋 (2022年1月5日 22時) (レス) @page50 id: 0695e2aa22 (このIDを非表示/違反報告)
心芦心芦(プロフ) - わらびもち( ˙?˙ )さん» ありがとうございます!! (2022年1月5日 9時) (レス) id: 0695e2aa22 (このIDを非表示/違反報告)
心芦心芦(プロフ) - れさん» ありがとうございます!更新頑張ります☺️ (2022年1月5日 9時) (レス) id: 0695e2aa22 (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち( ˙?˙ )(プロフ) - お疲れ様でした!そして、更新楽しみにしてます!ありがとうございます! (2021年12月12日 21時) (レス) @page45 id: 36bb079102 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:心芦心芦 | 作成日時:2019年10月15日 20時