▼sweet.040 ページ41
▼your side
「お世話になりました!」
「またゆっくり遊びに来てくださいね」
『豆大福すっごく美味しかったです!またお手伝いしに伺いますね!今日はありがとうございました』
「私たちもAちゃん達が手伝いに来てくれて本当に助かってるのよ。下の子たちが遊びたがってるから時間がある時に是非来てちょうだいな。いつでも待ってるわ」
『はい!』
安藤のお母さんとのお喋りが終わり、私も皆んなの後を追う。すると、目の前に居た一太くんがいちごちゃんを呼び止める。
「待ちなケーキ豚」
「あんたはまたそんなこと言ってえ!!」
「俺の夢見たかったぜ」
一太くんが急にそんなことを言い出すので私もいちごちゃんも「え?」と素っ頓狂な声を出してしまった。でも、一太くんが見つけ出した夢ってなんなのだろうか?
「兄ちゃんが隣に店を出すなら、俺はうちを継いでみせる」
「それって素敵な夢ね」
この後すぐいちごちゃんは一太くんに先を越すと宣戦布告され鬼ごっこを始めてしまった...。「あいつやっぱ小学生レベルだな」樫野の罵りはもう当たり前のようになってしまったな。
「こっこまでおいで〜」
「こらー!!!」
「やーい、ベロベロべ、、ゔッッ」
円になり走っていた一太くん、前をしっかり見ていなかったのか私の体に突撃。
『ゔっーー、痛い...。前見なきゃ怪我しちゃうぞ』
「Aね、、、いや大食い馬」
『まだその名前で呼ぶの?!』
やっぱりそのあだ名はいただけない。一太くんも誰かさんに似て生意気な男の子のようだ。
「大食い馬は大食い馬だ」
『んーー、よし。じゃあ一太くんが私より上手に和菓子が作れるようになったら大食い馬って呼ばせてあげる』
「いいぞ、俺がA姉に勝ったら大食い馬で呼ぶし、1つ願い事も叶えてもらう!」
『ええ?!そんなこと私一言も言ってないんだけど?!』
「じゃあなA姉!また会おうな!!」
『待って!いちたくぅーーーーん!!!』
近所迷惑になるくらい大声で叫び一太くんを呼んでも彼は一切振り向いてはくれない。私がもし買ったとしても1つも得がない不平等な約束が今できてしまったようだ。
「一太の方が一枚
『そんなあ、、、願い事ってなんなのよ、もう』
「バスの時間あるから行くぞ」
『分かった、行けばいいんでしょ?!樫野』
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†NANA†(プロフ) - ページ43・44で、「チョコトルテ」が「チョコタルテ」になっています (2022年5月2日 10時) (レス) @page44 id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
心芦心芦(プロフ) - ようやく50話達成するまで至りました😭コメントしてくださった皆様本当にありがとうございます!続編でもよければ何でもいいのでお言葉頂けると嬉しいですし、励みにもなります☺️では、続編にてまたお会いしましょう👋 (2022年1月5日 22時) (レス) @page50 id: 0695e2aa22 (このIDを非表示/違反報告)
心芦心芦(プロフ) - わらびもち( ˙?˙ )さん» ありがとうございます!! (2022年1月5日 9時) (レス) id: 0695e2aa22 (このIDを非表示/違反報告)
心芦心芦(プロフ) - れさん» ありがとうございます!更新頑張ります☺️ (2022年1月5日 9時) (レス) id: 0695e2aa22 (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち( ˙?˙ )(プロフ) - お疲れ様でした!そして、更新楽しみにしてます!ありがとうございます! (2021年12月12日 21時) (レス) @page45 id: 36bb079102 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:心芦心芦 | 作成日時:2019年10月15日 20時