▼sweet.035 ページ36
▼Your side
夕方になり、もうそろそろでお手伝い終了の時間が近づいてきた頃、私はいちごちゃんと一緒に皿洗いをしていた。
「まだいるのか、ケーキ豚に大食い馬。ケーキ屋は帰れって言っただろ!」
後ろから聞こえた声に振り向くと、一太くんがいた。そして、また聞こえの悪いあだ名で呼ばれてしまう始末。
「もうあんたは」
「こら一太、せっかく手伝いに来たのになんだその言い方は」
『ちょっ、樫野!拳骨はやめなって...』
注意すると同時に太一くんに拳骨まで喰らわす樫野。
「いってーな!うちはケーキ屋はいらねえんだよ!!」
「一太くん、お兄さんにもそんなこと言うのかい?」
「そっ、それは...」
ケーキやケーキ屋が嫌いと言っているけど、お兄さんのことに関してはさっきみたいに悲しそうな顔をする一太くん。やっぱり、ケーキが本当に嫌いなんかではなくて安藤と何か関係があるんじゃないかと思ってしまった。
「とにかく、俺はケーキが大っ嫌いなんだ!早く帰れよ!」
「一太くん!!」
「ケーキ豚、大食い馬、マーボー豆腐、ナル男!!」
どこかへ行こうとする一太くんを呼び止めるためにいちごちゃんと同時に彼の名前を呼んだが、樫野、花房、いちごちゃん、そして私の4人のあだ名を言うだけ言ってどこかへ走って行ってしまった。
そして、その場に残された私たち4人は一太くんに言われた何とも言えないあだ名に各々傷ついていたのだった。
いちごちゃんは、樫野の「マーボー豆腐」が面白かったらしく、吹き出して笑っていた。
「プッ、マーボー豆腐っ」
「笑うな!あのガキ...!!」
「待って、ケーキを嫌がるのはきっと何か理由があるんだよ。あたし、ちょっと様子見てくるから」
『...うん。私からもお願い、いちごちゃん』
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†NANA†(プロフ) - ページ43・44で、「チョコトルテ」が「チョコタルテ」になっています (2022年5月2日 10時) (レス) @page44 id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
心芦心芦(プロフ) - ようやく50話達成するまで至りました😭コメントしてくださった皆様本当にありがとうございます!続編でもよければ何でもいいのでお言葉頂けると嬉しいですし、励みにもなります☺️では、続編にてまたお会いしましょう👋 (2022年1月5日 22時) (レス) @page50 id: 0695e2aa22 (このIDを非表示/違反報告)
心芦心芦(プロフ) - わらびもち( ˙?˙ )さん» ありがとうございます!! (2022年1月5日 9時) (レス) id: 0695e2aa22 (このIDを非表示/違反報告)
心芦心芦(プロフ) - れさん» ありがとうございます!更新頑張ります☺️ (2022年1月5日 9時) (レス) id: 0695e2aa22 (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち( ˙?˙ )(プロフ) - お疲れ様でした!そして、更新楽しみにしてます!ありがとうございます! (2021年12月12日 21時) (レス) @page45 id: 36bb079102 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:心芦心芦 | 作成日時:2019年10月15日 20時