【BROTHERS CONFLICT】朝日奈家恋愛事情。2

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You side




私は、カフェオレを１つ頼んでから順番が回ってくるのを待つことにした。辺りを見渡すと席は満席、写真撮影のところも人だかりが出来ている。

これは集客ランキング校内第1位なのではないだろうか?

でもやっぱり、あの行列に並んでおけばよかったと思った。キョーダイだから割り込みなんて良くなかったのかも。



「お待たせしました、カフェオレでございます」

「ありがとうございます」



届いたカフェオレを一口含むと、キンキンに冷えたカフェオレが口一杯に広がって、私の喉を潤してくれる。思わず、おいしい...と言葉にしてしまった。

その瞬間、目の前の席にある1人の女性が座ってきた。



「こんにちは」

「え...こ、こんにちは」



ウエイトレスの服を着ているのを見て、すぐにこの人がブライトセントレアの学校の生徒なのだというのが分かった。それも、祈織兄さんのクラスメートってことも。でも、この人さっきどこかで見たような...。

いきなり席に座ってきて、挨拶までしてくるものだから、不信感丸出しでそっけない挨拶を返してしまった。だけど、何故この人が此処に来たのかは全く分からない。




「私、さっき会った春野って言うの。ねぇ、貴方って朝日奈君の彼女?」




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