【BROTHERS CONFLICT】朝日奈家恋愛事情。2

▼衝突.68 ページ27

You side




侑「い、今の声...男か?!」

「うん、そうだけど」

侑「もしかして、彼氏か?!お、おめえいつの間に...!!」



今の私には侑介の言っていることが全く理解出来ない。
私の部屋から声をかけてきたのは完璧に風斗の声だったし、彼氏なんて私には居ないのに侑介は彼氏やら言っていて意味が分からない。



「ゆ、侑介?何言ってるの?」

風「姉さん、バカ侑介なんかに構ってないで早く見ようよ」

侑「風斗おおお?!お、おおおまえ何で此処にっ」



風斗が背中から抱きついてきて、肩に顔を埋める。
吐息や髪の毛がかかってくすぐったいし、侑介が五月蝿いので正直やめてほしい。



「だって風斗が私の部屋が良いって言ったから「は、はあ?!」



何でそんなに驚くのよ侑介。
私達はキョーダイなんだからイヤらしいことなんて起こるわけないでしょ...ってついさっき起こりそうだったわ。驚く侑介になんの言い分も出来なくなってしまった。

侑介は俯いて体が震えているし、風斗はなんだか満足そうにニヤニヤしているし...。



侑「と、とにかく!!おめえは三者面談のこと忘れんなよ!!じゃあな、おいお前も行くぞ」

風「はあ?!僕はまだ姉さんとの用事が「うるっせ!!ちょっとは黙れ、この野郎!!」




「...意味分かんない」



2人はまるで嵐のように去ってしまった。侑介の手によって。

風斗にはキスされそうになるし、侑介はいつもよりもっと挙動不審で顔真っ赤にさせて風斗に怒ってたし、しまいには口論しながら帰るし。

2人は仲が良いのやら悪いのやら。




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