検索窓
今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:28,424 hit

16 ページ17

その後、車内での左馬刻さんは
至って普通で私に何かしてくる訳でもなく
ただ無言で煙草を吹かしていた


邸に着くとその場で流れ解散となり
私は自分の部屋で休息をとった



それから数日経ち
今日もいつもと変わらない時間が流れていく

風俗店偵察以降変わった事と言えば
邸の中で左馬刻さんと会うと
何かしら話しかけてくるようになった事だ




「おい」

「煙草と缶コーヒー買ってこい」




まあ、ほとんどが
こんな感じで
パシリとしての用事なんだけど




「セッタとBOSSでいいんですよね」

「よく分かってんじゃねえか」




フンッと満足気に笑うと
私の頭をガシガシ撫で
機嫌が良さそうに歩いていった




「何回同じ物を頼まれてると思ってるんですか馬鹿でも覚えますよ…」




私はグシャグシャになった髪を
整えながら彼の後ろ姿に小さく呟いた



セッタとBOSS。
彼に初めて買ってこいと言われた時

ほんとに想像通りのものだと思った



SevenStars 通称セッタ

セッタを吸っている男の人の印象で
最も多いのがヤンキーという印象だろう

煙草占いなるものでは

人の上に立つのが得意な
リーダーシップを持った性格の男性が
当てはまる

と書いていた



まるで左馬刻さんのために作ったんじゃないか。
そう思わせる煙草だ



「次のお客様どうぞ〜」




私は慌ててレジに進み
台の上にBOSSのブラックコーヒーを置いた




「あと、セブンスター1つ」

「かしこまりました」




私の注文を聞きテキパキとした動きで
レジを通して私に袋を渡す

20秒程で全てが終わることに
私は感動しながら店を出るため歩き出した


一応煙草の銘柄が間違ってないか
袋の中身をチェック


うん、大丈夫。セッタだ。


確認し終えたと同時に
自動ドアの開く音が聞こえた

その瞬間




「おや?あなたは」




聞き覚えのある声に
ハッと顔を上げる

17→←15



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (83 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
206人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

苺大福(プロフ) - さまときかっこいい。更新頑張ってください! (2018年9月19日 18時) (レス) id: 99e8f5403a (このIDを非表示/違反報告)
sion0302sion(プロフ) - さまときって感じがしてて好きです! (2018年9月19日 16時) (レス) id: 26c787300b (このIDを非表示/違反報告)
- MTCの絡みが好きすぎる、やばいですね……!!その場が想像出来て銃兎さんの大人の色気にノックアウトしました。。。尊い。。 (2018年9月19日 0時) (レス) id: 48733410c1 (このIDを非表示/違反報告)
えご - さまときキターーーーーーー!!!o(^_^)oMTC最高!何気に城本さん好きっす (2018年9月18日 21時) (レス) id: 8762dee362 (このIDを非表示/違反報告)
@ton - 更新全力待機で待ってます!!!!!!!!続き気になる!!!!銃兎出てくるのかな…(*゚∀゚*)ソワソワ (2018年9月18日 21時) (レス) id: 7da4d9c34e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちーかま。 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年9月18日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。