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始 ま り 80 ページ42

カナside
聞き覚えのある声を辿って階段を上り壁に隠れて覗き込む


そこに居たのはシンタローとアヤノ


だけどアヤノはシンタローの言葉を全て無視していて…シンタローを鋭い瞳で睨んでいた





ア「お前のせいだっ…何も気づかなかった…






お前のっ!!!!!」





初めてアヤノを怖いと感じた


いつの間にかシンタローは居なくなっていてその場にアヤノだけが佇んでいた


どうしよう…どうすればいいんだ…

怖い…アヤノが怖い…



私がその場で動けずにいるとアヤノが私に気づいたのか名前を呼ばれた





ア「おね……カナ?」





一瞬びっくりして肩が大袈裟に跳ねる

ゆっくりと一歩踏み出しアヤノの前まで出る





カナ「え、っと…シンタローと喧嘩した?」





ア「…うん…そんな所かな」





そう言ってえへへと笑うアヤノはいつものアヤノでホッとした





カナ「じゃあ仲直り出来るように協力するよ」





そう言ってアヤノの手を掴むと急にアヤノの私の手を握る力が強くなる





ア「ねぇカナ…シンタローの何処がいいの?」





カナ「え?」





アヤノのいきなりの発言に驚く

しかしそんな私を着にする事なく言葉を続ける





ア「あいつは姉ちゃんの苦しみも気づけなかった気づいていたとしても見て見ぬふりしてたあいつは姉ちゃんに甘えてたんだ

お姉さんの事だって何にも守れてない姉ちゃんが1人で頑張ってたんだ」





カナ「アヤノ!?痛いよっ!」





狂った様に独り言を呟くアヤノにゾッとした

それに一体なんの話をしているのか分からなかった





カナ「アヤノ本当におかしいよ!?

どうしちゃったの!?」





私がアヤノに訴えかけるとハッとするアヤノ

するとアヤノは私の手を引っ張り階段を降りていく





カナ「アヤノ!?」





ア「行こう…逃げようあいつから…

お姉さんだけでも守らないと」





再び独り言を呟き始めたアヤノに手を引かれるがまま階段を降りていく

多分方向的に昇降口に向かっているのだろう

手を解こうとしてもビクともしない

まるで男の人に掴まれいるみたいな…

それにアヤノは私の事をお姉さんと言った

わけがわからないよ…


その時学校の窓から見えた少し遠くの景色が見えた時心臓がバクバクと煩いくらいに跳ねる


私はさっきよりも力いっぱいに手を振りほどき通り過ぎた窓に駆け寄りへばりつく





カナ「いやっ…嘘…な、んで…何で…病院が…」



.




.




『燃えてるの?』

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いちご大福(プロフ) - スイさん» ありがとうございます!次の更新は3月5日くらいになってしまいますがこれからも応援よろしくお願いします! (2017年1月20日 0時) (レス) id: 0d94ff763d (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 続き楽しみです!! 待ってますね!! これからも頑張って下さい!! (2017年1月19日 23時) (レス) id: 77c9f3f671 (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福(プロフ) - Rinさん» いいですよ!大歓迎です! (2017年1月2日 0時) (レス) id: 0d94ff763d (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - 高坂くん可哀想だけどうz(( ところで、夢主ちゃんとシンタロス←描きたいんですけどもいいですかね?ついでにここのコメントにURL貼りたいんですけども (2017年1月1日 22時) (レス) id: 0600741622 (このIDを非表示/違反報告)
レイミ - 私はシンタローとの絡みも入れて欲しいです。でもそこそこお話は進めて欲しいので、バランス願います。 つぼみちゃんかわいい!←本編関係ね〜wwとりあえず更新頑張ってください!! (2016年12月22日 23時) (レス) id: 912cedea87 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小鳥遊 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2016年10月31日 14時

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