幼馴染と特級呪物から求婚されてます【呪術廻戦/虎杖悠仁/宿儺】 (ページ17)

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8.宿儺と付き合う気は無いよ？ページ17

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悠仁に、こんなにも甘えられたのは初めてで。

だから、つい「悠仁との結婚を本気で考える」事をOKしてしまった。

なんというか、悠仁に甘い私の素が出てしまったのはちょっと…恥ずかしいが。

「あ、A」

悠仁は、私の肩を掴み、バッとこっちを向いた。

『え、なになに？』

「渡したいモンあったんだった」

『渡したいモン？』

なんだそれ。私は知らないぞ。

「これ」

悠仁に手渡されたものは、大きな…プレゼントボックス？

たしかに、「happy birthday」とは書かれているけども…

『え？私、誕生日じゃない…むしろ、もう過ぎてるよ？』

「だからだよ。渡せなかったから」

な…なんてイケメンな行動なの！？

ヤバい惚れる。

いや、元々私は悠仁の良さにもかっこよさにも気付いてるし、なんなら昔から好きなんだけど。

『ありがとう…嬉しい』

「おう」

悠仁は、ニカッと笑った。

眩しいなぁ…

こんな純粋無垢な男の子が、呪術師になんてなれるのか？

まあ、それは置いといて。

「あ、A」

『ん？』

「俺の事好き？」

『…わかんない』

急にこんな質問してくるから、素直に答えられない。

いや、まず「はいそうです」なんて言えない…

あーあ。悠仁拗ねちゃったじゃん。どうしてくれるのさ、素直になれないAさん？

「じゃあ好きなのは俺か？」

と言ったのは、悠仁の頰から出てきた宿儺だ。

『アンタはそれ以前に人として見てないし、恋愛感情を抱くわけない。』

「辛辣なところもまた良いな」

「おい宿儺！Aを口説こうとすんな！」

『…』

ホント、めんどくさいのに絡まれたわ。