幼馴染と特級呪物から求婚されてます【呪術廻戦/虎杖悠仁/宿儺】

7.よりにもよって… ページ16

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前回で述べた通り、私は入る寮を間違えた。



しかも、運が悪いことに悠仁の寮。



本人はいるか？いるから間違えたって言ってんのよ。







「…A！？」



『あ〜…』





"入る寮間違えちゃった！"なんて言えない。



逆に冗談に聞こえちゃわない？




A、ここは腹をくくるのよ！






『…悠仁に…会いたくなって』





自分で言ったのに恥ずかし！





「え？ホント？」


『うん。ホント』




ま、久しぶりに会えたから、また会いたくなったのはホントだったりするんだけども。




「俺も…会いたかった」






悠仁は、私にそっと抱きついてきた。





少し、いや、かなりドキッとした。





これは私を惚れさせる為に言ってるんじゃない。


悠仁の本心だ。きっと。







『ゆ、悠仁…？』



「だって、急にいなくなるんだもん。心配すっだろ」


『…ゴメンね。私、悠仁に呪いの事を知って欲しくなかったの。"悠仁を守る為"っていう口実をつくって…悠仁から離れてた』




自分のせいで悠仁が死んで欲しくなかった。





「…それなら、言ってくれよな」


『言ったらダメじゃない』


「確かにな」





いやいや、納得すな。






「だから俺さ、A、死んだのかと思った時もあった」


『…そう。ゴメンね』


「大丈夫」







「…ねえ、俺、本当にAの事好きだからさ。結婚、本気で考えてね」








『…うん』

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