幼馴染と特級呪物から求婚されてます【呪術廻戦/虎杖悠仁/宿儺】

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〜帰り道〜



「ありがと、助かったよ」


『はいはい。嫌いな教科書を捨てる癖、ちゃんと直しなよ？』


「そんないっぱいは捨ててない！国語だけだし」


『ホント？』


「ホント！」


『そ。ならいいや』





こんな、普通の会話をするのが好きだった。


でも、それも高校までなのかなぁ…


私、将来は呪術師になるって決まってるから、高校は、東京の呪術高専に行かなきゃいけない。



そしたら、悠仁とはサヨナラだ。



絶対会えないってわけじゃないけど、しばらく会えない。それが、私にとって致命的なんだよね…



そう思ってるってことは、私は悠仁が好きなのでは？


あ、やっぱりそう思う？






「Aー？どした？」


『え？あ、ううん？なんでもない！』


「？じゃ、早く帰ろうぜ！」


『うん！』







悠仁は、私を家族のように接してくれる。


悠仁は、両親がいなく、おじいちゃんっ子だ。私は、両親はいるけど、二人とも一級術師だから、ほぼ毎日任務に出てる。



だから、私達が、お互いを支え合っているんだ。




私も私で、一人っ子だから、弟みたいで嬉しいんだけど。



だから、今日明依に、「弟」と言われたのは、かなり嬉しかった。









正直なところ、高専に行く事が、かなり億劫だ。

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