▽ ページ10
・
私は明依に、この事を話そうと思った。
『ねえ明依_________「Aー!4年の子が来てだってー!」え?』
クラスメイトが、私にそう声をかけた。
4年?まさか…
「あ、A?今暇?」
『悠仁!』
ついさっきまで考えてた人が目の前にいるんだ。ちょっと緊張する。悠仁にバレない程度に。
それで、悠仁がなんで私のクラスを訪ねたのかは、想像がつく。
「あ、あのさ…」
『教科書、忘れたんでしょ?』
「そう!国語の教科書、貸してくれない?」
『も〜…なんで毎回忘れるの?私の荷物が増えるだけじゃない』
「だって無くした…捨てたんだもん。国語キライ」
『あ"〜もう!はい!これ悠仁が持ってて。あげるから』
「え!?いいの?」
『私の肩が壊れる前に貰ってくれ』
「なんかゴメン。ま、ありがとう助かった!」
『じゃあね。サボらないようにね』
「わかってるって!」
そう言って、悠仁は教室に戻っていった。
私は悠仁の一個上なので、去年の教科書を持っていれば、忘れた時に渡せる。
私は無理だけどね?
『ふぅ…』
「おつかれA。で、あの子誰?弟?」
『まさか〜幼馴染だよ。家が隣の、ね?』
「ふーん…もしかしてあの子の事が気になるんだな?」
『ギクッ』
「図星か」
『…自覚はない』
「ま、そんなもんじゃない?それじゃさ、あの子をおとす為に、恋愛の勉強でもしたら?オシャレするとか」
『でも…悠仁は、そういうのは好みじゃない気がするのよね。特別な何かをするよりかは、普段通りが…』
「そう?その子の違う姿を見るのも効果的かもよ?」
そうなのか?
恋愛…わからん。
137人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヒカル(プロフ) - きなこだいふくさん» なんか、毎回そうやって完結祝いしてくれるの感動なんだが。 (2022年4月23日 20時) (レス) id: 3a71b6c798 (このIDを非表示/違反報告)
きなこだいふく(プロフ) - 完結おめでとー!!!!面白かった!神作をテンキュー!! (2022年4月23日 17時) (レス) @page20 id: 90c5be706c (このIDを非表示/違反報告)
ヒカル(プロフ) - きなこだいふくさん» マジ!?うれぴ❤️ (2022年4月12日 18時) (レス) id: 3a71b6c798 (このIDを非表示/違反報告)
きなこだいふく(プロフ) - ねぇ最高すぎるんだけどキレていい?OK?うわぁぁぁぁぁ!!!!!!!←うるさっ (2022年4月12日 16時) (レス) @page5 id: 90c5be706c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ヒカル | 作成日時:2022年4月10日 20時