検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:4,807 hit

初恋 ページ4

「アーヤ、それはね…」









「恋、だよ。」








え…………?








「アーヤは上杉に恋をしたんだ。」









うそ、でしょ……








だって、好きになった相手があまりにも









自分と釣り合って、ない









「まあびっくりするよね。当たり前だ。」






「ちなみにその女の子は上杉の従姉妹だよ。」








「だからなにも心配いらない。」








「上杉が大切にしている女の子はアーヤだけだから。」









黒木君は確かそう言ってた気がする。









でも、驚きのあまり放心していた私は





なにも答えれずに、ぼーっと突っ立っていた。









「お子様アーヤには刺激が強すぎたかな。」









そう言ってくすっと笑う。









「でも君なら、ちゃんと事実と向き合える。」






「自分で考えることができるよね?」








「仲間として、俺は分かってるよ。」









「じゃあね、アーヤ。」









黒木君の瞳が今にも泣きそうなくらいに





潤んでいるのは私の見間違いだろうか。







でもなにも言えずにいる間に





黒木君は背を向けて歩き出してしまった。

黒木→←相談



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.9/10 (9 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:コノハ | 作成日時:2019年1月3日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。