相談 ページ3
「アーヤ。どうかした?」
あ、黒木君!
「あ、えーと。なんにもないよ!」
「とてもそんな風には見てないけど。何かあったらいつでも頼ってね。」
黒木君はそう言って私の頭にぽんって手を置いて、歩き出した。
うーん……。相談、してみようかな。
そう思ったときにはもうすでに黒木君はいなくなってて…
あ、いない!!
帰りに会えるかなぁ。
キーンコーン カーンコーン
よし、授業終わったー!
教材をカバンに詰め込んで、猛ダッシュ!
あ、黒木君、いた!ラッキーだ。1人!
やった!人もあんまりいないし、今がチャンス!
「黒木君!」
「さっきのこと、相談してもいいかな?」
「お姫様に頼りにされて光栄です。」
「帰りながら話せる?」
遅くならないように気を使ってくれてるんだ!
優しい!
「うん!ありがとう!」
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「実はね、最近ちょっとおかしくて。」
そう言って私は、上杉君と話してたら心臓がバクバクしたり、温かい気持ちになったり、、あとは上杉君のことばっかり考えてることを話した。
ん、なんか照れくさい…。。
「あ、それでね、今日は上杉君が誰かと歩いてるところ見たんだけど、胸がズキッてしたんだ。」
「なんか痛いんだけど物理的な痛みじゃないような気もして、黒木君ならなんでか分かる?」
「…………」
なんか、、固まってる…?
珍しく目を見開いて固まってる黒木君の顔を覗き込むと、焦ったように、
「ああ、ごめん。ちょっとびっくりしたんだ。」
なにが…??
「アーヤ、それはね……」
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作者名:コノハ | 作成日時:2019年1月3日 17時