続き ページ41
初めてAが頑張って振り絞った声を出したと同時に抱きついてきたこの女性
…の胸に挟まれAは苦しそうだ
し「そのくらいにしてあげましょう。Aさんが窒息死してしまいます」
?「あらごめんなさい!不覚にもキュンとしたものだから…私の名前は甘露寺 蜜璃。「恋」の呼吸法を使用する恋柱よ。宜しくねAちゃん!」
かんろじ。また新しい名前だ。ここの人は皆暖かく迎えてくれる。嫌がったり気味悪がったりしない
無意識に少し笑うと3人は固まってしまった
蜜「なにそれ!すっごく可愛い!!私の妹にしちゃいたいわ!!」
義「それは駄目だ」
「わっ…」
体を抱き寄せられ甘露寺さんから離れる。人の温もりにAはまたふわふわとした感情が出てきた
義「(先程お館様から許可をいただいたから…)…A一緒に帰るぞ」
し「もう屋敷に戻られるのですか。名残惜しいですね…Aさん、また明日もいらしてくださいね」
蜜「他の柱たちも明日呼んで紹介しちゃいましょ!きっと大歓迎してくれると思うわ。だってこんな可愛らしいんだもの!」
胡蝶さんと甘露寺さんが仲良く話しているのが全く聞こえなかった
一緒に帰る。まだあの狭い部屋にいた頃外にいた子供とお母さんが言っていた言葉だ
帰る場所も暖かい笑顔で迎えてくれる家族もいなかった私には関係の無いことだったのに今はそれが関係ある
私に帰る場所があって暖かい笑顔で迎えてくれる家族もいる
冨岡さんが何で私を拾ってくれたのかは知らない、何で家族になってくれたのかも知らない
でもこれでいいのだろう
義「…背中に乗れ」
「…はい」
し「じゃあまた明日」
蜜「バイバイAちゃん」
「2人とも、ありがとうございました」
し・蜜「!…こちらこそ」
そう言いAは義勇の背中に乗った
冨岡さんの背中はとても大きい。きっとさっきしのぶさんがこっそり教えてくれた【鬼から人間を守る仕事】をしているからなのだろう
顔は私と同じ無表情でも確かな人間の体温はあって、人肌がこんなに愛しいと思ったことも初めてだった
いつも小さな窓から凍え死にそうになりながら見ていた日暮れは、今は人の温もりに触れながら目いっぱいに見える
これが【綺麗】というものなのだろう
義「…おかえり、A」
「__ただいま、冨岡さん」
新しい家族に新しい仲間。苦難を乗り越えAは本当の幸せを手に入れる日がくるだろう
今日誕生したAは新たな人生を生きていく
61人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
スター - 無一郎とねずこで、パンダヒーローをお願いします! (2020年6月6日 8時) (レス) id: 246a06d111 (このIDを非表示/違反報告)
まろ(プロフ) - あゆり。さん» もう学校燃えるか溶けるかしてほしいですよね本当に……励ましの言葉ありがとうございます!テストお疲れさまでした!! (2019年11月15日 23時) (レス) id: 445c53037a (このIDを非表示/違反報告)
あゆり。(プロフ) - まろさん» おっと、つい感情がポロッと…そうなんです。もう学校滅ぼしたゲフンゲフン……まろさんもテスト頑張ってくださいね!(。`・ω・) (2019年11月15日 20時) (レス) id: 3e0865f552 (このIDを非表示/違反報告)
まろ(プロフ) - 荒ぶる作者の図ボソッ…………………………テスト終わってまたすぐテストとか鬼畜ですね。私もテスト二週間前に入りました。お互い?テスト頑張りましょう! (2019年11月13日 23時) (レス) id: 445c53037a (このIDを非表示/違反報告)
あゆり。(プロフ) - マジでテスト滅びてほしいわ。うん (2019年11月10日 20時) (レス) id: 3e0865f552 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あゆりは気力満点 | 作成日時:2019年8月16日 23時