ネコミミアーカイブ/錆兎(リク) ページ42
錆兎生きてます。
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煩い通りは少し苦手だ
耳が生まれつき良いAは猫又特有の尻尾を揺らし、屋根の上から賑わっている街を隅に目を光らせる
今回のターゲットはよくあちこちに動くようだ。監視体制も楽なものじゃない
迂闊に幸せな昼寝も出来ないし、正直ため息をつきたくなるほどだ
でもそれを止めないのは、そのターゲットがとても面白い性格をしているから。単純な理由で成り立っている
今日は雨が降っているため、傘を差し彼(ターゲット)を見る
女「錆兎さん、もう行かれてしまうのですか?」
錆「はい。そろそろ戻らなければ他の人に迷惑をかけますので」
女「そんな…もう少しいてくれてもいいのに」
あの小娘は絶対に猫を被ってるわ。人間のくせに私の真似かしら?笑っちゃうわね
それでも彼は上手く断り先を歩いてしまった
悔しそうにしてる小娘を嘲笑い路地裏屋根の上を上手く渡りたくさんの鼠を見歩いて彼を探しだした
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鼠が邪魔してきたせいで完全に見失い、また見つかった頃にはもう数時間も経っていた
「皆そんな彼が好きなの?本当追い払うの大変なんだけど…」
今日だけの出来事じゃない。昨日も一昨日もターゲットにしてからずっと小娘たちに邪魔されっぱなしだ
「でもまぁその分たくさんのコレクションが増えて大満足だけどね♪」
袋の中にある耳を見てAは美麗な顔についた艶やかな唇をニッと上げた
「ねぇ、お兄さん」
軽やかにターゲットの後ろの地面に着地するとひょこっと顔をわざと覗かせた
錆「!あの時の…」
「そうそう。お兄さんとお茶したくて会いに来ちゃった」
錆「悪いがこのあと用事が…」
女「そんな子より私とお茶しません?」
錆「わっ…すみません。本当に急いでるんで!」
女「きゃっ…さ、錆兎さん!」
本当に急いでいるようで、少し冷や汗を流しながら彼は走り去ってしまった
彼の姿が見えなくなると女性はこちらを少し睨んでくる
女「貴女あまりでしゃばらないでくださる?せっかくお話できると思ったのに」
「間から入ってきたでしょう」
女「ふん!」
でしゃばるのは一体どっちなんだか…いや、完全にこの小娘がでしゃばったわよね
耳を狙う子違う子だったけどこの女にしようかしら…でも警告はしとかないとね。私優しいから
「耳、守っておいた方がいいんじゃない?」
女「はぁ?」
「警告はしたわよ」
女「ちょっと待ちなさ…って何処に消えたのよ!」
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スター - 無一郎とねずこで、パンダヒーローをお願いします! (2020年6月6日 8時) (レス) id: 246a06d111 (このIDを非表示/違反報告)
まろ(プロフ) - あゆり。さん» もう学校燃えるか溶けるかしてほしいですよね本当に……励ましの言葉ありがとうございます!テストお疲れさまでした!! (2019年11月15日 23時) (レス) id: 445c53037a (このIDを非表示/違反報告)
あゆり。(プロフ) - まろさん» おっと、つい感情がポロッと…そうなんです。もう学校滅ぼしたゲフンゲフン……まろさんもテスト頑張ってくださいね!(。`・ω・) (2019年11月15日 20時) (レス) id: 3e0865f552 (このIDを非表示/違反報告)
まろ(プロフ) - 荒ぶる作者の図ボソッ…………………………テスト終わってまたすぐテストとか鬼畜ですね。私もテスト二週間前に入りました。お互い?テスト頑張りましょう! (2019年11月13日 23時) (レス) id: 445c53037a (このIDを非表示/違反報告)
あゆり。(プロフ) - マジでテスト滅びてほしいわ。うん (2019年11月10日 20時) (レス) id: 3e0865f552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゆりは気力満点 | 作成日時:2019年8月16日 23時