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「(くそっ、両親が亡くなってもまだ言い続けるかこの【ピー】野郎!!)」
相手「Aちゃん家からいなくなったって聞いたから心配したよ…何、心配することはない
鬼殺隊から抜けて俺と一緒に幸せになろう?」
「離して!私には大切な家族がいるの!!」
相手の腕を思い切り振り払うと相手は痛そうに顔を歪めた
相手「チッ…まだ言うか。おい、取り押さえて戻るぞ」
男達「御意」
「っ…なんで、誰か……」
大人数の男に縄で縛られ、逃げ出した元我が家まで運ばれる
「ぎゆ…う」
か細く彼の名を呼んだ彼女の頬には、涙がこぼれていた
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__________
義「!Aさん!!」
微かに彼女の声が聞こえた。木刀を片手に声が聞こえた方へ駆け出す
中に入ると見張りの人が沢山いた。まだ子供だ。大人数の大人相手に叶いっこない。
だから慎重に素早く奥へ向かう。本当は怖い。足がすくむけどそれ以上に彼女は怖い思いをし、今も籠の中で悲しんでいる
義「(立ち向かえ。そう貴方が教えてくれた。それだけで俺はいつも以上に頑張ろうって思えるんだ)」
「(…もし、もし君が此処にいるのならば)」
義「(待っていてくれ。次は俺が助ける番だ)」
相手「ガキンチョが不法侵入だぁ?さっさと片付けておけ」
「(嫌な予感がするの…お願い、私のことは大丈夫だから)」
義「(絶対に負けない)」
「(逃げて)」
相手「汚い衣なんかよりも、此方の綺麗な着物の方がAちゃんに似合ってるよ」
「っ…ありがとう、ございます」
義勇視点
義「〜っ…!!」
走って走って、声にならない叫び声が胸のなかでまるで急げとでもいうように震える
…此処だ、この部屋に彼女がいる。襖を勢いよく開けた
義「A!!助けに来た!!!」
相手「ふんっ…こんな野郎にやられてたま…ガッ!?」
義勇は今まで見たこともないような血相で相手を気絶させた。しかも大人相手にだ
義勇「Aっ…Aっ…!」
存在を確かめるように抱きしめる。あぁ、いるんだ。彼女が今目の前に
「ありがとう…義勇、隠しててごめんね」
義勇「気にしてないっ…!!うっ…ひっく…良かった、良かったよぉ…!」
ポロポロと泣く彼がとても愛しかった。それと同時に罪悪感がドッと押し寄せてきて、ぎゅっと抱き返した
義勇「…帰ろう」
「…うん。帰ろう」
帰ったら鱗滝さんと錆兎が涙を流しながら二人を思いきり抱きしめたんだとか
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スター - 無一郎とねずこで、パンダヒーローをお願いします! (2020年6月6日 8時) (レス) id: 246a06d111 (このIDを非表示/違反報告)
まろ(プロフ) - あゆり。さん» もう学校燃えるか溶けるかしてほしいですよね本当に……励ましの言葉ありがとうございます!テストお疲れさまでした!! (2019年11月15日 23時) (レス) id: 445c53037a (このIDを非表示/違反報告)
あゆり。(プロフ) - まろさん» おっと、つい感情がポロッと…そうなんです。もう学校滅ぼしたゲフンゲフン……まろさんもテスト頑張ってくださいね!(。`・ω・) (2019年11月15日 20時) (レス) id: 3e0865f552 (このIDを非表示/違反報告)
まろ(プロフ) - 荒ぶる作者の図ボソッ…………………………テスト終わってまたすぐテストとか鬼畜ですね。私もテスト二週間前に入りました。お互い?テスト頑張りましょう! (2019年11月13日 23時) (レス) id: 445c53037a (このIDを非表示/違反報告)
あゆり。(プロフ) - マジでテスト滅びてほしいわ。うん (2019年11月10日 20時) (レス) id: 3e0865f552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゆりは気力満点 | 作成日時:2019年8月16日 23時