鬼の居ぬ間に/獪岳 ページ13
とある街で駄菓子屋を営んでいる看板娘、Aがいた
その娘はとても優しい心の持ち主で周りの人から愛されていた
駄菓子屋は夜遅くまでやっており、タバコも売られているため仕事帰りの成人男性などがよく買っている
そんな極平凡な生活を送っているAは、実はずっと待っている人がいるのだ
小さい頃よく遊びに来ていた黒い髪色の男の子を
途端に来なくなって数年、未だ忘れられないAはこうやって営んでいればまた来てくれるのではないかと思っている
炭「Aさん!お久しぶりです」
「あら、炭治郎君に善逸君に伊之助君。お久しぶり」
善「Aさん!結婚してください!!」
獪『俺と付き合え!!』
「!!…ふふ、貴方はもう好きな人がいるでしょう?」
炭「こら!Aさんが苦笑しているじゃないか!」
コツンと善逸君の頭を叩く炭治郎君はお母さんみたいで見ていて微笑ましい
善逸君が求婚をしてきた時、ふと彼のことを思い出した
顔を真っ赤にさせ、ピンク色のグラジオラスを渡してくれたあの日を
伊「お前って想い人いるのか?」
「あら大正解。分かっちゃった?」
とても可愛らしい顔だが体つきが男らしい伊之助がふと気になったことを質問してきた
伊「だってお前の目見ると誰か待ってそうな目してっからよ」
じっと彼女の目を見つめると少しだけ驚いたような顔をした気がした
善「(確かに悲しそうな音が聞こえる。会うたびいつも鳴っていたけど、そういう意味だったのか…?)」
「確かに私はずっと待っている人がいるわ」
炭「そうなんですね…今彼は何処に?」
「ううん…それが私にも分からないの。突然現れなくなって」
最後に見た彼の顔を思い出し悲しくなってくる
炭「っ…すみません、こんなこと聞いて」
申し訳なさそうに頭を下げた炭治郎にAはふわりと大人の笑みをこぼす
「いいのよ。私の話を聞いてくれるだけで十分嬉しいから。それより何か土産を買いに来たのでしょう?
どれか言ってちょうだい。今日はおまけでひとつタダにしてあげる」
伊「本当か!?じゃあこれ食いてぇ!!」
善「ったく…遠慮というもんがないなこの猪バカは」
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騒がしい三人が帰っていって数時間経ち静けさが増す夜になった
珍しく今日は客が少なく、居眠りをしていたときふと目の前に人影が現れた気がした
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スター - 無一郎とねずこで、パンダヒーローをお願いします! (2020年6月6日 8時) (レス) id: 246a06d111 (このIDを非表示/違反報告)
まろ(プロフ) - あゆり。さん» もう学校燃えるか溶けるかしてほしいですよね本当に……励ましの言葉ありがとうございます!テストお疲れさまでした!! (2019年11月15日 23時) (レス) id: 445c53037a (このIDを非表示/違反報告)
あゆり。(プロフ) - まろさん» おっと、つい感情がポロッと…そうなんです。もう学校滅ぼしたゲフンゲフン……まろさんもテスト頑張ってくださいね!(。`・ω・) (2019年11月15日 20時) (レス) id: 3e0865f552 (このIDを非表示/違反報告)
まろ(プロフ) - 荒ぶる作者の図ボソッ…………………………テスト終わってまたすぐテストとか鬼畜ですね。私もテスト二週間前に入りました。お互い?テスト頑張りましょう! (2019年11月13日 23時) (レス) id: 445c53037a (このIDを非表示/違反報告)
あゆり。(プロフ) - マジでテスト滅びてほしいわ。うん (2019年11月10日 20時) (レス) id: 3e0865f552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゆりは気力満点 | 作成日時:2019年8月16日 23時