【呪術廻戦】片栗ノ花２

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悟を置いて帳の中に入れば、とても濃い呪いの気配を感じた。
下手したら特級レベル。早くしないと悟の言ったように死人を出す訳にはいかない。


「おいおいおいおいおいおいおい！！」



何回言うんだと思う程「おいおい」言いながら正面の階段からスキンヘッドの男が降りてきた。


「五条悟いねぇじゃん…あの生臭坊主騙しやがったな」


楽「歌姫、浅緋先に行け。学生の保護を優先。極力戦うな」


「待て待てせめて女を殺らせろ！！」と聞こえたが、私と歌ちゃんはその場を楽巌寺学長に任せて先に進むことにした。



『とりあえず三輪さんのとこ行く！』


歌「頼んだ！」



もともと彼女を保護する予定だったため、眠っていて無防備な彼女の元に急いで向かうことにした。



冥さんとカラスのおかげで、既に彼女がいる場所は知っていたので一直線に辿り着き、かなりの時短になったと思う。


濃い気配の中でも、起きることなく呑気に眠っている彼女に苦笑した。
まぁ、棘のせいなんだけどね…。


彼女を抱えて、急いで硝子ちゃんの元に連れていった。



まだまだこの中にはみんなが残ってる。
棄権になった野薔薇と真依も心配だし、早く戻ってこなければ。



_____…




硝子ちゃんに三輪さんを任せて、再びエリア内に戻ろうとしたところで歌ちゃんから電話がきた。


棘と加茂さんは桃ちゃんが一緒に硝子ちゃんの所に連れていくから、他の子を頼むと。



帳の中に入り、残っているみんなの気配を探る。

冥さんに教えてもらった方に意識を集中させれば、恵と真希の微かな気配を感じて、急いでそちらに向かうことにした。



強い呪いの気配がどんどん濃くなると同時に、恵の呪力が弱まっている気もする。



早く早くと今出せる全速力でそちらに向かった。

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