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朝目が覚めたAが、廊下を歩いていれば何やら荷物を持った灰原と七海に出会った。
『どこ行くのー?』
灰「あ、Aちゃん!これから夏油さんたちの手伝いに行くんだよ」
駆け寄ったAに気づいた2人のうち、灰原が説明をしてそれを聞いたAは目を輝かせた。
『Aもお手伝い行く!』
七「無理ですよ。手伝いと言っても任務と同じです」
キッパリと七海に言われてしまい、Aは眉を下げて口を尖らせた。
『ななみんのイジワル』
七「なな、みん…?」
灰「可愛いニックネームだね!」
灰原の言葉に七海の眉間にピシリと青筋が浮かんだ。
七「その呼び方やめてください」
『呼び方?』
首を傾げたAは、「ななみんはななみんだよ!」と言うとニッコリと笑う。
それを見て今訂正しても無駄だと判断した七海はため息をついて、出発のため荷物を持ち直した。
灰「じゃあ、そろそろ行ってくるね!」
『うん、がんばってねー!』
手を振るAに、2人は「行ってきます」と言うと外に出ていった。
_____…
それからほとんどの時間をAはパンダと過ごしていた。
呪骸でも一応同い年らしいのだが、パンダの方が精神年齢が上のため、Aの面倒をよく見てくれている。
パ「今日はなにする」
『おままごとは?』
パ「…犬役以外で頼む」
夜蛾もそんな2人の様子をみて大丈夫そうだと判断し、自分の仕事に戻った。
パンダと過ごしていると意外と時間は早く進むもので、悟に言われた通り2回寝て3日目を迎えた。
昨夜、傑と電話した時に今は沖縄で少し高専に戻るのが遅れると言われたが、今日の夜には必ず帰ってくると聞いたためAの気分はウキウキだった。
夕方頃までパンダと過ごし、傑と悟が帰ってくる頃に戻ろうと夜蛾と決めたAは今日もパンダにおままごとを提案するのであった。
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sou(プロフ) - アコさん» はい!もちろんです!!新しい作品や更新などあったらまた見に来ます!! (2022年1月31日 1時) (レス) id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
アコ(プロフ) - souさん» 宿木だけでなくこちらにもコメントありがとうございます!文才素晴らしいなんて本当に本当に嬉しいです…!幸せしかないifストーリーも書きたいとは思っているんですが、なかなか手が出せず…もし書いた時はまたよろしくお願いします! (2022年1月30日 1時) (レス) id: b7dc70b3b5 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - アコさんの文才が素晴らしすぎて夏油さんと夢主ちゃんのシーンに毎回涙が止まりません、、、泣けるのも好きだけど夏油さんの幸せなシーンも見たいっていうわがままな感情が生まれてます、、 (2022年1月26日 17時) (レス) @page41 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
アコ(プロフ) - プスメラさん» コメントありがとうございます!どうやって終わらせようか悩んでいたのですが、とりあえず五条オチで書こうと思っています。更新遅れてしまいすみません!引き続き読んでいただければ幸いです。よろしくお願いします! (2021年1月31日 1時) (レス) id: f73a02885d (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - アコさん初めてまして、この小説は五条悟オチですか?続き頑張って下さい。応援してます。楽しみにしてます。 (2021年1月30日 18時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アコ | 作成日時:2020年12月19日 1時