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真希「おい、ちょっとツラ貸せよ」
『…ヤ、ヤンキー?』
悟のことを追いかけていたせいで、真希達のことを忘れていた。
またズルズルと引き摺られ、端っこの方で3人に囲まれてしまった私。
パ「今からいくつか質問します。全て真実を述べなさい」
『嫌です』
棘「おかか!」
まって、ここは裁判所だった?
私何か悪いことしましたか?
真希「単刀直入に聞く。恵に告られたのか?」
『なーにーもーきーこーえーなーいー!』
両耳を塞いで「あー」とか「うー」とか言ってたらパンダに後ろで両手を拘束された。
『3人とも本当に怖いんだけど!』
真希「いいから早く吐いちまえよ…楽になんぞ?」
『真希マジでヤバい人みたいだよ!』
そんなやり取りをしていたら「すみません」と声をかけられた。
その声に私を含めてみんなピタリと動きを止めて、ゆっくりとその声がした方を見た。
恵「Aさん借りていいですか」
何故今このタイミングできた!?!?と大声で叫びたかったがぐっと我慢する。
真希「いいけど、一つだけ質問に答えろ」
恵「なんですか」
真希「Aに告ったのか?」
どストレート過ぎる質問に私は俯く。
恵がいない所で私にその質問をするのも、私がいない所で恵にその質問をするのも、まぁ許されるよ…だけど2人ともいる所でしちゃダメでしょ?
恵「まだちゃんと告ってないです」
恵の答えに私は俯いていた顔をバッと上げた。
じわじわと顔に熱が集まるのが分かる。
その答え方はダメでしょ!
真希「…あっそ」
パ「よし、A行っていいぞ〜」
ぱっと拘束されていた手を離され、私はパンダにドーンっと背中を押され、そのまま恵の腕の中に飛び込む形となった。
慌てて後ろを振り向けば、親指を立ててニヤニヤと笑うパンダと同じく親指を立てている棘が目に入る。
恵「大丈夫ですか」
『大丈夫!ゴメンね!パンダたち殺してくるわ!』
早口でそう言って戻ろうと思ったら恵に腕を掴まれる。
真希「早くどっか行きやがれ」
『さっきまで拘束してたくせに!!!』
そのまま私は恵に「行きますよ」と腕を引かれて3人から離れた。
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sou(プロフ) - アコさん» はい!もちろんです!!新しい作品や更新などあったらまた見に来ます!! (2022年1月31日 1時) (レス) id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
アコ(プロフ) - souさん» 宿木だけでなくこちらにもコメントありがとうございます!文才素晴らしいなんて本当に本当に嬉しいです…!幸せしかないifストーリーも書きたいとは思っているんですが、なかなか手が出せず…もし書いた時はまたよろしくお願いします! (2022年1月30日 1時) (レス) id: b7dc70b3b5 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - アコさんの文才が素晴らしすぎて夏油さんと夢主ちゃんのシーンに毎回涙が止まりません、、、泣けるのも好きだけど夏油さんの幸せなシーンも見たいっていうわがままな感情が生まれてます、、 (2022年1月26日 17時) (レス) @page41 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
アコ(プロフ) - プスメラさん» コメントありがとうございます!どうやって終わらせようか悩んでいたのですが、とりあえず五条オチで書こうと思っています。更新遅れてしまいすみません!引き続き読んでいただければ幸いです。よろしくお願いします! (2021年1月31日 1時) (レス) id: f73a02885d (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - アコさん初めてまして、この小説は五条悟オチですか?続き頑張って下さい。応援してます。楽しみにしてます。 (2021年1月30日 18時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アコ | 作成日時:2020年12月19日 1時