過去編2−4 ページ17
Aは昨日少し眠るのが早かったからか、いつもより早く目が覚めた。
なにか温かいものに包まれており、少し上を向けば傑が一緒に寝てくれていた。
冬の朝は寒く、暖を求めて傑にもっとくっつくためにモゾモゾと動くA。
それに気付いて傑も目を覚ました。
傑「…おはよう。いつもより早くないかい?」
そう言いながら傑はAを抱きしめ直した。
『おはよ…起きちゃったの』
そう言いながら大きな欠伸をするAと、それにつられて同じく欠伸をする傑。
お互い大きな欠伸だと笑った。
その時、Aはハッと思いだした。
慌てて起き上がれば、視界に入った大きな箱。
Aはものすごい勢いでベッドから降りてその箱に向かっていった。
傑も仕方なく起き上がり、近くのストーブを付けてやる。
『サンタさん!?』
傑「そうみたいだね」
箱に付いていたメッセージカードを手に取り、それを見せてくるAに傑は笑って返した。
メッセージカードを傑に預け、Aは箱を覆っているラッピングを剥がしていく。
そして剥がし終わると、恐る恐る蓋を開けた。
その瞬間、何かが飛び出してきてビックリして固まったA。
我に返り、飛び出していった方を見れば、茶色い塊が動いていた。
『…!!ワンちゃん!!』
茶色い塊に近づいてみれば可愛い子犬だった。
しかし、実は夜蛾特製の子犬型の呪骸。
本物は流石に無理があったため、この結果となったのだがAが嬉しそうに子犬(の呪骸)と遊んでいるのをみて傑はほっとした。
傑「良かったね。Aがいい子にしてたから来てくれたんだよ」
『うん!サンタさんにお礼のお手紙書かないと!』
Aの言葉に傑は「きっと(夜蛾)サンタさん喜ぶよ」と言った。
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sou(プロフ) - アコさん» はい!もちろんです!!新しい作品や更新などあったらまた見に来ます!! (2022年1月31日 1時) (レス) id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
アコ(プロフ) - souさん» 宿木だけでなくこちらにもコメントありがとうございます!文才素晴らしいなんて本当に本当に嬉しいです…!幸せしかないifストーリーも書きたいとは思っているんですが、なかなか手が出せず…もし書いた時はまたよろしくお願いします! (2022年1月30日 1時) (レス) id: b7dc70b3b5 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - アコさんの文才が素晴らしすぎて夏油さんと夢主ちゃんのシーンに毎回涙が止まりません、、、泣けるのも好きだけど夏油さんの幸せなシーンも見たいっていうわがままな感情が生まれてます、、 (2022年1月26日 17時) (レス) @page41 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
アコ(プロフ) - プスメラさん» コメントありがとうございます!どうやって終わらせようか悩んでいたのですが、とりあえず五条オチで書こうと思っています。更新遅れてしまいすみません!引き続き読んでいただければ幸いです。よろしくお願いします! (2021年1月31日 1時) (レス) id: f73a02885d (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - アコさん初めてまして、この小説は五条悟オチですか?続き頑張って下さい。応援してます。楽しみにしてます。 (2021年1月30日 18時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アコ | 作成日時:2020年12月19日 1時