29.まったねー! ページ30
校内放送で今日が終了の放送が流れ始めた。
真「あ、そろそろ帰らないとだな。」
渚「なーんか、あっという間だったなー!」
立ち上がりそれぞれ干していた服を取りに行く。
凛「校門まで見送りに行くか。」
百「賛成っす!」
___…
岩鳶メンバーを見送るためにみんなで校門近くまでやってきた。
真「それじゃ、俺たちはこれで。」
凛「ああ、気をつけて帰れよ。」
『まったねー!』
百「バイビー!渚っち!」
愛「さよならー!」
渚「バイバーイ!みんなー!」
怜「さよなら!」
片手で手を振る凛と似鳥、そして両手で大きく手を振る百太郎とAに返すように真琴、渚、怜も手を振る。
黙ったまま帰ると思った遙は、顔を逸らしながらも視線だけ宗介に向けて口を開いた。
遙「またな…宗介。」
そんな遙に少し驚き目を見開くも、宗介は小さく笑い返した。
宗「…ああ。またな…ハル。」
そんな二人の様子をAは宗介の横でニコニコしながら眺めていた。
岩鳶メンバーの姿が見えなくなるまで見送り、凛の「そろそろ戻るか」という言葉に頷いて元来た道を戻る。
凛「俺、このロープを職員室まで戻してくるわ。」
愛「あ、それなら僕が!」
凛がロープを見せながらそう言えば、似鳥が慌てて口を開く。
だが、そんな似鳥に凛は「先に戻ってていいぞ」と笑って言え、スタスタと職員室の方へ行ってしまった。
宗「お前ら二人で先に戻ってていいぞ。俺はAを女子寮まで送って行くから。」
百「りょーかいっす!」
男子寮と女子寮はそこまで離れていないが、ここは鮫柄。
男子生徒の方が多いなか、女子のAを一人で戻らせるわけにはいかない。
宗「行くぞ、A。」
『はーい!』
宗介がスッとAに手を差し出せば、Aは笑顔でその手を握って歩き出した。
608人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かのい(プロフ) - めっちゃ面白です!続き作って欲しいです!!! (2018年5月17日 17時) (レス) id: 496fc58da6 (このIDを非表示/違反報告)
ぴかり(プロフ) - マジこの作品最高です!!宗介推しなので幸せです!!! (2018年1月2日 21時) (レス) id: 93c4762313 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - 素敵過ぎて大好きです続き見たいです!!! (2016年12月24日 11時) (レス) id: ecda9cfb15 (このIDを非表示/違反報告)
マイ - ほんと面白いです!いっきに全部読みました!ありがとうございます! (2016年12月13日 4時) (レス) id: 20749a2ad6 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - この小説とっても面白いです! 引き込まれます。できれば続編を読みたいです! もし作ったら教えてください!! (2016年11月11日 19時) (レス) id: 53627d6798 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アコ | 作成日時:2016年4月1日 23時