28.ひーみつ! ページ29
渚「あ!そう言えばAちゃん、宗ちゃんに何してもらうか決めた?」
『え?』
ふと思い出したように声を上げた渚。
そんな渚の言葉にAはよく分からないというように首を傾げた。
渚「ほらほら!Aちゃんが勝ったら、宗ちゃんが一つ言うこと聞く!っていうやつだよ!」
『あぁ!そんなこと言ってたね!』
渚の説明でやっと思い出したA。
その横に座っていた宗介は、Aが忘れていると油断していたが、渚の所為で思い出されてしまったことに小さく舌打ちをした。
『う〜ん、なーにーにーしーよーおーかーなー!』
宗「一つだからな。何個でも言うこと聞けとか言うなよ。」
宗介言葉に「わかってるよー!」と返すも、まだ悩んでいる様子のAに真琴が提案する。
真「滅多に食べれないスイーツとかは?ほら、高級なやつとか。」
凛「バカ真琴。Aがそんな高級なモン味わって食べねえよ。それは勿体ねえだろ。」
遙「プレミアム鯖缶。」
怜「ここでも鯖缶ですか…。それよりも女性なら洋服とか。」
渚「何か買ってもらうこと前提なの?」
凛「Aは食うこと大好きだからな。自然と考えが食いもんに行くんだよ。」
百「あ!ならスイーツパラダイスとか連れて行って貰えばいいんじゃないっすか?!」
愛「山崎先輩が…スイーツパラダイス。」
真琴に続けるように他のメンバーも次々と提案していく。
宗「おい、お前らいい加減に…」
アレだコレだと言い合うメンバーを止めるように宗介が口を開くが、宗介の言葉を遮るようにAが声を上げた。
『あ!これにきーめた!』
渚「え!Aちゃん決まったの?なになに?!」
興味津々にAを見つめる全員。
隣にいる宗介は何を言われるのか内心ヒヤヒヤしている。
『ふふっ、ひーみつ!』
Aの答えにみんな「えー!」と残念そうに顔を歪ませた。
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かのい(プロフ) - めっちゃ面白です!続き作って欲しいです!!! (2018年5月17日 17時) (レス) id: 496fc58da6 (このIDを非表示/違反報告)
ぴかり(プロフ) - マジこの作品最高です!!宗介推しなので幸せです!!! (2018年1月2日 21時) (レス) id: 93c4762313 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - 素敵過ぎて大好きです続き見たいです!!! (2016年12月24日 11時) (レス) id: ecda9cfb15 (このIDを非表示/違反報告)
マイ - ほんと面白いです!いっきに全部読みました!ありがとうございます! (2016年12月13日 4時) (レス) id: 20749a2ad6 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - この小説とっても面白いです! 引き込まれます。できれば続編を読みたいです! もし作ったら教えてください!! (2016年11月11日 19時) (レス) id: 53627d6798 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アコ | 作成日時:2016年4月1日 23時