14.悪い。狙いがそれた。 ページ15
一方、凛は…
凛「くっそ、ハルの奴。何処行きやがった?!」
宗介とは別に逃げたハルを追っていた。
そんな凛に背後から忍び寄る影。
ガシッと肩を掴まれ、凛は顔を青くしながら振り返り咄嗟に水鉄砲を撃つ。
飛んできた水を、凛の肩を掴んだ貴澄は避けた。
貴「もう何?水鉄砲流行ってるの?や、凛。」
先ほどとは真琴に撃たれて濡れた前髪を掻き上げなが、貴澄はウインクをして挨拶した。
凛「貴澄か!」
敵ではなかったことに安心し、凛は貴澄に近寄る。
そして二人で腕を合わせた。
貴「久しぶり!元気にしてた?」
凛「まぁな!それより…お前何で濡れてんだ?」
貴澄の姿を見れば凛は顔を歪めた。
貴「それがさ、聞いてよー。宗介のやつ酷いんだよ?俺のこと盾にして…」
凛「…っ、ハル!!」
凛と肩を組んで先ほどのことを話そうとした貴澄だったが、その言葉を遮るように凛が口を開いた。
そしてすぐに逃げる凛。
そして飛んできた水はまたまた貴澄が被った。
遙「悪い。狙いがそれた。」
柱の影から姿を現し、若干棒読みで言う遙。
すぐにまた柱の影に隠れる。
貴「絶対わざとだよね!今の!」
そんな貴澄の様子に凛は笑った。
凛「貴澄!また後でな!」
そう言って凛は別の場所へ移動していった。
その姿を眉を顰めながら見送る貴澄だった。
608人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かのい(プロフ) - めっちゃ面白です!続き作って欲しいです!!! (2018年5月17日 17時) (レス) id: 496fc58da6 (このIDを非表示/違反報告)
ぴかり(プロフ) - マジこの作品最高です!!宗介推しなので幸せです!!! (2018年1月2日 21時) (レス) id: 93c4762313 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - 素敵過ぎて大好きです続き見たいです!!! (2016年12月24日 11時) (レス) id: ecda9cfb15 (このIDを非表示/違反報告)
マイ - ほんと面白いです!いっきに全部読みました!ありがとうございます! (2016年12月13日 4時) (レス) id: 20749a2ad6 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - この小説とっても面白いです! 引き込まれます。できれば続編を読みたいです! もし作ったら教えてください!! (2016年11月11日 19時) (レス) id: 53627d6798 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アコ | 作成日時:2016年4月1日 23時