13.宗介 VS 真琴 ページ14
ペラペラと話す貴澄に対し、宗介は口を開かない。
その様子に不思議そうに貴澄が問いかけた。
貴「どうしたの？怖い顔して。あれだよ？別にAを奪いにきたとかじゃないからね？」
今の状況をわかっていない貴澄に宗介は溜息をついた。
宗「もういい。」
そう言って貴澄から視線を外す。
すると丁度こちらを狙っている水鉄砲が見えた。
それを確認した瞬間、また話し始めようとする貴澄の口を塞いで柱の陰に隠れる宗介。
宗介が隠れた柱に二発の水が当たる。
宗「黙ってろ！」
貴澄の口を塞ぎながらそう言った宗介は、水が飛んできた方向に向かって水鉄砲で撃つ。
だが宗介の水鉄砲がタイミング悪く水切れになってしまった。
宗「チッ」
再び水が飛んできて、それを避けるように柱の陰に隠れる。
すると水が飛んで方向の柱から真琴が現れた。
真「悪いけど勝たせてもらうよ、宗介。Aのお願いも聞いてあげて欲しいしね。」
宗「なかなかいい腕してんじゃねえか、真琴。お願いって…絶対食べ物関係だからな？それくらい予想できる。」
貴「え、なに？！真琴もいるの？！」
宗介の手から逃れて口を開いた貴澄を再び宗介が黙らせる。
真琴は水鉄砲をいじりながら小さく笑った。
真「実はガンシューティングには少し自信があるんだ。」
そう言って笑いながら水鉄砲を構えた。
宗「少し…ねぇ。」
一歩一歩近付いてくる真琴に宗介は冷や汗をかく。
真「これで終わりだ！」
素早く飛び出して柱の陰に隠れていた宗介目掛けて水鉄砲を撃つ。
けれど、その水を被ったのは宗介と一緒にいた貴澄だった。
真「貴澄？！」
貴澄がいたことに驚く真琴。
貴「何するんだよ…宗介ー！」
自分を犠牲にされた貴澄は、逃げている宗介の名前を叫ぶように呼んだ。
呼ばれた宗介は、先ほどとは別に口元を緩めて二人から逃げるように走る。
宗「これでチャラにしといてやるよ。」
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かのい(プロフ) - めっちゃ面白です！続き作って欲しいです！！！ (2018年5月17日 17時) (
レス) id: 496fc58da6 (このIDを非表示/違反報告)
ぴかり(プロフ) - マジこの作品最高です！！宗介推しなので幸せです！！！ (2018年1月2日 21時) (レス) id: 93c4762313 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - 素敵過ぎて大好きです続き見たいです！！！ (2016年12月24日 11時) (レス) id: ecda9cfb15 (このIDを非表示/違反報告)
マイ - ほんと面白いです！いっきに全部読みました！ありがとうございます！ (2016年12月13日 4時) (レス) id: 20749a2ad6 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - この小説とっても面白いです！ 引き込まれます。できれば続編を読みたいです！ もし作ったら教えてください！！ (2016年11月11日 19時) (レス) id: 53627d6798 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アコ
| 作成日時：2016年4月1日 23時
