七つの大罪と迷い込んだ異世界人〜メカクシ団編〜

シンタロー・エリザベスペア〈エリザベス視点〉 ページ12

エリザベス「シンタロー様、こちらは―――で……」
シンタロー「なるほどな……ここって結構広いんだな……それに建物一つ一つが丁寧に工夫して作られてるな………」
エリザベス「！」
短時間でそこまで分かるなんて……凄い…！
エリザベス「凄いですね！シンタロー様！短時間でそこまで分かるなんて……！！」
シンタロー「お、おう……そうですか？ありがとうございます」
……あれ？あそこにいるのは………
エリザベス「あ、バン様」
そこにいるのはバン様と小さい女の子……マリー様だ。
エリザベス「奇遇ですね！」
マリー「あ、シンタロー」
シンタロー「あ、マリーじゃねぇか」
マリー「ぐーぜんだね！」
シンタロー「だな」
マリーさんを見る。
マリーさんはさっきからチラチラとお洋服屋さんを見ている
もしかして…………
エリザベス「あ、お洋服屋さん……マリー様！良かったら一緒にお洋服選びませんか…？」
マリー「う、うん！」
と、目を輝かせるマリー様
エリザベス「申し訳ありませんが、シンタロー様とバン様は待っていてもらえませんか？」
本当に申し訳ないわ……
シンタロー「あ、ああ……了解…です」
そしてお店の中に入った
エリザベス「さて、どれにしましょうか？」
マリー「え、えっと……あ！これ可愛い……これもいいなぁ……」
エリザベス「では試着してみてはどうでしょうか？」
マリー「う、うん！」
試着してみた結果……
エリザベス「どれも可愛らしくて困ってしまいます…」
マリー「か、可愛い…えへへ……ありがとう」
マリー「………！わ、私これがいい…！！」
それは薔薇がモチーフのワンピースだった。
エリザベス「素敵ですね…！」
エリザベス「では、それを買いましょうか！」
マリー「で、でも…私お金ない……」
エリザベス「私が払いますよ」
マリー「ありがとう…！」
そして、店を出て
エリザベス「お待たせしました」
……あ、もう時間……
エリザベス「さぁ、では帰りましょうか！豚の帽子亭へ！」

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