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「あら、そうなの？でもゲームに入る前に使い方くらいは知っておいた方がいいわよ、便利だもの」
彼女にそう言われて私は小包の中に入ってあるアイテムを取りだした。
そこには鉄製の銃のような形をしたアイテム。ずっしりと重みがあるが銃にしては銃口が広すぎるのが印象的なものだ。
そしてリロードに使える弾が一つだけ付属されている。
「私の信号銃と似ているのね。もしかするとハンターに一泡吹かせることが出来るものかもしれないわ」
しかし、私には見覚えがあるものだった。憲兵時代にこの道具を使ったことがある。あまり、良い風に使っているところは見たことがないがチーム自体が勝利に導くことは出来る。そんなアイテムだと思う。
「まぁ、難しく考えなくて大丈夫よ。私たちは守ったり救助することが得意分野だからね。安心して」
「そうだね、もしハンターに殴られるってなったら僕に助けを求めて、そうすれば守れるから」
クラークさんはそう言って口角をうっすらとあげた。目元が見えなくても唇を見れば表情が分かるように彼自身が意識しているように見えた。
「ありがとうございます」
サベダーさんは終始無言のままだったけれど肘当ての位置調整や首をぐるりと回したり腕を伸ばしたりやる気は満々のようで、きっと私を守るという名目で集められた分その役割を果たそうとしてくれているように思える。
「ハンターが来たわ」
彼女はそう言って正面を向き直して拳を強く握った。私も同じように正面を見つめる。
どんどんと視界が暗転していき、急に身体が浮遊感に襲われたように感じて私は思わず体を身震いさせた。
恐る恐る目を薄くあけると先程のマッチングルームとは違う明らかに野外であり、まるで廃墟のような工場が目の前にそびえ立っていた。
恐らくゲームのステージなのだろう。
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とびこ(プロフ) - 黒猫山さん» 初コメありがとうございます♪そんなふうに言って貰えたなら本当に嬉しいです。これからも更新していくと思うのでよろしくお願いします！ (2023年3月31日 12時) (
レス) id: a150e1a772 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫山 - 更新お疲れ様です！朝からいいもの見れた気がする…。あと初コメでした！応援してます！ (2023年3月31日 7時) (レス) @page37 id: 3a62e4e3a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とびこ | 作成日時：2023年3月31日 5時
