もう、遅いんだよ。【歌い手】

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まふまふside




『初めまして、ZEROのフォレットとして歌い手をさせてもらっています。大野裕太って言います！』




『同じくZEROのもう1人のメンバーのレインで活動させてもらっている工藤葉月です。』




2人の若い男女が僕とAliceで立ち上げた歌い手事務所に入ってきた。ZEROというのは最近有名な歌い手グループで既に一年足らずだ2人ともTwitter50万人以上のフォロワーが居る。




ZEROは美しい人達だった。男女という異色の組み合わせもあって、爆発的に売れている歌い手さん。歌も上手くて期待の新人だ。




『こんにちは！私、Aliceって名前で活動してます！あーそうだ今度LIVEやるんだけどさ私のファンってZEROのファンも多くてね二人とも、良かったらシークレットゲストで出演してくれない？』




Aliceは事務所に着いてそうそう、2人に話しかけていた。流石Alice！話の内容が完璧！と心の中で褒めていると会議室から続々と関係者が出てきた。





『おー、新人？』





『わー！僕天月って言うんだ！宜しくね！』





そらるさんと天月くんが中から出てきた。きっと今度やる2人のLIVEでの打ち合わせが終わったんだろう。ZEROの2人は人気歌い手の続出な登場に少々戸惑っていた。天月くんとそらるさんが2人に握手を求めて手を差し出した。





『よ、よろしくです！』





『俺、頑張ります！』






その強く握られた握手は僕とAliceは見届け今度彼女とやるLIVEに2人で打ち合わせに向かった。

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