【銀魂 夢小説】訳アリ人妻は拾われる。【桂小太郎寄り・微逆ハー】

24話 ページ25

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……えっと、何故こんな事になったのでしょうか。銀さんを介抱して、新八さん達を助けに行くってなって、桂さんと私も協力する事になって。

そこまでは良かったのですが、どうやって春雨の船に乗り込むか。そこが問題でした。



「だァーかァーらァー、俺達を仲間に入れてくれって。ガキの頃から海賊になるのが夢だったんだよ。な、ヅラ」

「ヅラじゃない、キャプテン・カツーラだ」



──いくら良い手が思いつかなかったからと言って、海賊のコスプレをして真正面から行きますか？

ちなみに、私もコスプレをしています。黒いバンダナに、丈の短いYシャツの裾を結んでヘソ出し。これまた丈の短い黒のジャケットを着て、下はダメージの入ったジーンズ生地の短パン。靴はヒールの低いロングブーツです。

潜入する為のコスプレにしては妙に力入っている気がしますが、まぁ良いでしょう。



「あぁん？ うちはそんなん募集してねーんだよ、他行け他」

「んな事言うなよぉ、俺片手フックだから海賊かハンガーになるしかねーんだよぉ」

「諦めんなよ、何にでもなれるさお前なら。うちはそんなあめー組織じゃねーんだ」



当然と言えば当然ですがまともに取り合ってもらえず、踵を返して船内部へと向かおうとする門番さん。私達の事を上の方に報告なさるおつもりなのでしょうか。

両隣を見ると、もう穏便に済ませる気はないようで。交戦する気満々のお顔。……私も、出来る限りお供致しましょう。

お二人はそれぞれ刀と木刀を瞬時に抜き、門番さんの首に宛がいました。



「面接だけでも受けさせてくれや、なぁ？」

「ほら、履歴書もちゃんとあるぞ」

『自己アピールスピーチ、聞いていただけますよね？』



――さぁ、ここから派手にドンパチいかせてもらいましょうか。宇宙海賊に殴り込みです。

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