検索窓
今日:11 hit、昨日:8 hit、合計:332,958 hit

84話 ページ41

「今日は助かったのだよ。感謝している」

フイっと視線を外した真ちゃんはまた無言で歩き出した…真ちゃんが…デレた
私はと言うと、デレの衝撃で動く事が出来ない

不意打ち…ズルい

「何をしているのだよ。置いて行くぞ」

『待って!』

なんとか元に戻った私はこちらを振り返り、足を止めて待ってくれた真ちゃんの元へ走った


『え…これ買うの?』

「…?そうだが」

自動販売機に到着し真ちゃんがさも当然の様に買ったのは、お汁粉だ…しかも冷たい
どうやらお汁粉が置いてある自動販売機は此処しか無いようだ
だからこんなに宿から離れた所まで来たのか…

『冷たいお汁粉って美味しいの?』

若干引き気味で尋ねる私に、「馬鹿にするんじゃないのだよ!!」とお汁粉愛に溢れた真ちゃんは怒りを露わにすると私の目の前にズイッと飲みかけのお汁粉を突き出してきた。飲めと?

私は恐る恐る缶を受け取ると、ズズっとお汁粉を啜った。あっ意外と…

『美味しい…』

「そうだろ!!」

お汁粉を恐る恐る飲む私を食い入るように見ていた真ちゃんは、私の反応に嬉々とした表情をした
いやぁー嬉しそうに笑う真ちゃん…美しすぎて直視できない…同志が見つかってツンデレのツンを忘れている真ちゃんはもっと飲むのだよとお汁粉を勧めてくる。しかし…真ちゃん気づいて!

『間接キス…』

「………はっ⁉」

今更気付いたのかよ。言わなかった私も悪いけど純粋過ぎる。今日何度目かの赤面の真ちゃん、見慣れたよ

「もっと早く言え!全くAは仮にも女なんだからもっと恥じらいを持つべきだ!」

仮じゃない!正真正銘女だ!!
ブツブツ小言を言う真ちゃんはまた自動販売機にお金を入れてお汁粉(冷たい)のボタンを押した

「受け取れ…ラッキーアイテムの礼だ」

なんだかんだで優しい真ちゃんを今日何度か見つける事が出来た。仲良くなれたようで意外と嬉しい

それから口数は少ないけど清兄や和君の話をしながら来た道を戻っていると

「む?」『ん?』

何故か駐車場にバスケットゴールと共にひっくり返っている大我君と遭遇した


ーーー
文字数中途半端に足りないので次行きます

合宿編はそろそろ終わりますよ
でも夏休み編はまだ書きたい事いっぱいあるので
本編の進みが悪くて申し訳ありませんがしばしお付き合いをお願いします!

85話→←83話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (94 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
176人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 黒バス ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

胡桃(プロフ) - 蘭花さん» ありがとうございます!やっぱり宮地さんはどんな宮地さんでもイケメンですwこれからもなるべく毎日更新頑張りますのでよろしくお願いします。 (2016年9月11日 20時) (レス) id: 7ef098a1e4 (このIDを非表示/違反報告)
蘭花(プロフ) - とっても面白い作品でいつも見させて頂いてます!宮地さんはシスコンでもイケメンですね!更新頑張ってください! (2016年9月11日 18時) (レス) id: d146509166 (このIDを非表示/違反報告)
胡桃(プロフ) - ユウさん» ユウ様。コメントありがとうございます。拙い文章ですが完結まで頑張っていきますのでこれからもよろしくお願いします (2016年9月5日 14時) (レス) id: 7ef098a1e4 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 続編おめでとうございます。これからどうなるか楽しみです、更新頑張って下さい。応援してます (2016年9月5日 14時) (レス) id: cb3c3b9b5b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:胡桃 | 作成日時:2016年9月2日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。