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80話 ページ37

高尾和成sideーー

「ん…」

朝か…。眠たい目を擦り、備え付けの時計を見ると起床予定の30分も早かった
何だよ…まだ寝れるじゃん…。しかし今から二度寝しても起床時間に起きれる自信は無い
何となく勿体無い事をしているようで早く起きてしまった自分にイラつく
因みに隣にいるエース様も向い側のパイナップル先輩もまだ眠っていた。さすがに昨日の殺人的練習メニューには堪えたらしい

すると部屋の外が何やら騒がしくなった
バタバタと複数の走り回る音と焦ったような声
そう言えばもう大坪サンと木村サンの姿が見えない
ぼんやりと何かあったのかと思っていると「宮地!!」と焦った声を出した大坪サンが勢い良く襖を開けた。その音でどうやら真ちゃんは目が覚めたらしく小さく唸り声を上げている
しかし宮地サンは未だ起きる気配が無い
仕方なく俺は大坪サンにどうしたのか尋ると

「今、誠凛のカントクと主将に会ってな、慌ててたから何事か尋ねたらどうやらAがどこにもいないらしい。今、誠凛総出で大探ししている」

「えっ⁉Aちゃん居なくなったんですか?」

事の重大さに俺は驚愕した。隣の布団から朝のルーティーンをして起き上がった真ちゃんも眉間に皺を寄せている
これヤバイやつじゃん…Aちゃんどこに行ったんだ…
何故か俺の心臓はバクバクと鼓動が早くなる
とりあえず大坪サンは宮地サンなら何か知ってるんじゃないかと思って戻ってきたらしい

「宮地!宮地!」と大坪サンが呼び掛けると宮地サンの目がゆっくりと開いた

「んだよ…朝っぱらからうるせー」

寝起きで機嫌悪そうな宮地サンはのんびり欠伸しているがそんな場合じゃない!

「宮地サン!Aちゃんが居なくなったみたいで、今誠凛総出で大探ししてるらしーんですけど何か知りませんか⁉」

焦りを隠せない俺は半ば食いかかるようにそう言えば、宮地サンは顔を顰めた後盛大に溜息をついた

「おい、A起きろよ。お前誠凛に大探しされてんぞ」

そして、何故か布団の中を覗き込んで誰かに話しかけている………今Aちゃんって言った?

すると宮地サンの布団から『えー嘘⁉』っと聞き覚えのある声が聞こえてきたと思ったら、モゾモゾと動きだし…

『…おはようございます…みなさん』

なんとも気まずそうで恥ずかしそうな顔をしたAちゃんが出てきたのだ








大坪サンも真ちゃんも、もちろん俺も思わず固まってしまった

ーーー
もうちょい高尾side続きます

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胡桃(プロフ) - 蘭花さん» ありがとうございます!やっぱり宮地さんはどんな宮地さんでもイケメンですwこれからもなるべく毎日更新頑張りますのでよろしくお願いします。 (2016年9月11日 20時) (レス) id: 7ef098a1e4 (このIDを非表示/違反報告)
蘭花(プロフ) - とっても面白い作品でいつも見させて頂いてます!宮地さんはシスコンでもイケメンですね!更新頑張ってください! (2016年9月11日 18時) (レス) id: d146509166 (このIDを非表示/違反報告)
胡桃(プロフ) - ユウさん» ユウ様。コメントありがとうございます。拙い文章ですが完結まで頑張っていきますのでこれからもよろしくお願いします (2016年9月5日 14時) (レス) id: 7ef098a1e4 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 続編おめでとうございます。これからどうなるか楽しみです、更新頑張って下さい。応援してます (2016年9月5日 14時) (レス) id: cb3c3b9b5b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:胡桃 | 作成日時:2016年9月2日 11時

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