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76話 ページ33

誠凛、秀徳ごちゃ混ぜチームでのミニゲーム
なんか新鮮で良いな

あっ…そろそろタオルの洗濯終わるから干さないと…
リコ先輩の了承を得て宿の庭先のスペースにタオルを干していると背後から誰かの砂利を踏む音が聞こえた

『…高尾君?』

下を向いてるから顔は見えないがどうやら高尾君のようだ
しかし心なしか足取りが覚束ないように見える

『高尾君!』

呼んでみても聞こえていないのか反応がない

するとぐらっと彼の体が傾いた

やばい倒れる⁉…そう思った時には咄嗟に高尾君の元へ駆け寄っていた
なんとか倒れきる前に彼の元へ辿り着く事には成功したが、一般的には身長のある高尾君を私が支えれる訳もなく2人して地面に倒れこんだ

『いったぁ…』

私が下敷きになって倒れた為思いっきり体を打ち付けてしまう…痛い…

「…Aちゃん?」

私の上に乗ったまま顔だけ上げだ高尾君はやっと私の存在を認識した…

「えーと…ごめん‼」

そしてしばらくぼーっと私を見ていた高尾君だが、私を地面に押し倒しているような格好に気付き、顔を真っ赤にさせ素早く私の上から退いてくれたようだがすぐにフラッとしてまた倒れてしまいそうになる

『ちょ…大丈夫⁉』

もしかしたら熱中症になりかけてるのかもしれない

「大丈夫ー…さっき吐いたら大分マシになったよ」

えっ吐いたの?
そろそろ戻らないとって動き出そうとした高尾君の腕を掴んで引き止めた

『今無理したら倒れるよ!熱中症になったら死んじゃうかもしれないくらい怖いんだよ!』

「でも、真ちゃん達も同じようにやってる。俺はそれ以上やんなきゃいけないのに…こんな所で休んでられねーから」

私の腕を振りほどいてそれでも行こうとする高尾君にはいつもの接しやすい感じは一切なく怖い

でもここで引くわけにもいかない

歩き出す高尾君の前に立ち両手を広げてこれ以上行けないようにする

「Aちゃん、どーゆつもり?いくらAちゃんでも練習の邪魔しないでくれねーか」

目付きを鋭くさせ睨みつけてくるような視線に畏怖で足がすくみそうになるがなんとか我慢した
普段温厚な人が怒ると、怖さ半端ない…

『今行かせて、高尾君が倒れたら死ぬほど後悔する…つか無理して練習してなんになるの?自分の体なんだから体調くらい分かりなよ?』

精一杯虚勢を張ってみる

しかし私の言葉は余計彼を怒らせたみたいだ

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胡桃(プロフ) - 蘭花さん» ありがとうございます!やっぱり宮地さんはどんな宮地さんでもイケメンですwこれからもなるべく毎日更新頑張りますのでよろしくお願いします。 (2016年9月11日 20時) (レス) id: 7ef098a1e4 (このIDを非表示/違反報告)
蘭花(プロフ) - とっても面白い作品でいつも見させて頂いてます!宮地さんはシスコンでもイケメンですね!更新頑張ってください! (2016年9月11日 18時) (レス) id: d146509166 (このIDを非表示/違反報告)
胡桃(プロフ) - ユウさん» ユウ様。コメントありがとうございます。拙い文章ですが完結まで頑張っていきますのでこれからもよろしくお願いします (2016年9月5日 14時) (レス) id: 7ef098a1e4 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 続編おめでとうございます。これからどうなるか楽しみです、更新頑張って下さい。応援してます (2016年9月5日 14時) (レス) id: cb3c3b9b5b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:胡桃 | 作成日時:2016年9月2日 11時

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