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70話 ページ27

いよいよ明日は合宿だ。
私は大きめの鞄に荷造りしながら合宿メニュー表を広げる

兄達はどうだったかって?

こうだったよ


ーー回想ーー

「はっ?合宿だと⁉」

もう、言ったそばから青筋立てて笑みを浮かべる清兄に私はガタガタ震えが起こった

『お願い!!部員の人が練習に集中できるようにお手伝いしたいの!お願いします!合宿行かせて!』

形振りなんか構ってられない

伊月先輩と日向先輩が言っていたように私は清兄の手を両手で握り上目遣い←必然的にそうなる)で現在必死に清兄に頼んでいる

突然の行動にギョッとした清兄、なんかごめん

私の勢いに気圧され気味のお兄様は、はぁとため息をつくと場所はどこなんだと聞いてきたため不思議に思いながらも、予定表を見せると先程の怒り笑いはどこへやら怖いくらいのカッコいい笑みで

「行っていいぞ」とあっさり許可をくれたのだ

ーー回想終了ーー

あっさり過ぎて逆に怖い…
まぁ、せっかく許可が出たのだ!勘繰るのはやめて
明日の合宿に集中しよう


すると私のスマホが鳴り響いた

涼太だー。

『もしもし、涼太?どうしたの?』

「あっ?A、ちょっと窓から外見て!」

突然そう言う涼太に不思議に思いながらも窓から外を見ると

「Aー!!」

暗闇でも分かるキラキラした黄色いキレイな髪の涼太がニコニコしながら手を振っていた

『…涼太⁉』

「ちょっと今降りてこれるッスか?」

涼太に待ってっと言うと自室のドアを静かに開ける
清兄はお風呂か…
裕兄も部屋にいるみたいだから出るなら今だ!

私は物音を極力立てないように静かに素早く外へ出た

『涼太…どうしたの?』

ガバッといつも通り私に抱きつく涼太はニコニコしながら「ちょっと会いたいと思ってー」と恥ずかし気もなくそう言う。
逆に私が恥ずかしくなった

「ちょっと歩かないッスか?」





「桐皇戦、見たッスよ」

『そっかー』

夜道をふらふら歩きながらなんとも無しに涼太が口を開いた

桐皇戦か………あっ!

『そういえば涼太!涼太が青峰君に私の事ベラベラ話すから大変だったんだよ!』

「…へ?」

私がそう言うとキョトンと首を傾げる涼太…

くそ!イケメンだな…怒る気なくなるじゃん

「青峰っちに何かされたの?」

『…気に入ったとか言って…む…いや何でもない』

胸を掴まれたなんて涼太には言えない

涼太は「む?」と言いながら思案気だ

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胡桃(プロフ) - 蘭花さん» ありがとうございます!やっぱり宮地さんはどんな宮地さんでもイケメンですwこれからもなるべく毎日更新頑張りますのでよろしくお願いします。 (2016年9月11日 20時) (レス) id: 7ef098a1e4 (このIDを非表示/違反報告)
蘭花(プロフ) - とっても面白い作品でいつも見させて頂いてます!宮地さんはシスコンでもイケメンですね!更新頑張ってください! (2016年9月11日 18時) (レス) id: d146509166 (このIDを非表示/違反報告)
胡桃(プロフ) - ユウさん» ユウ様。コメントありがとうございます。拙い文章ですが完結まで頑張っていきますのでこれからもよろしくお願いします (2016年9月5日 14時) (レス) id: 7ef098a1e4 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 続編おめでとうございます。これからどうなるか楽しみです、更新頑張って下さい。応援してます (2016年9月5日 14時) (レス) id: cb3c3b9b5b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:胡桃 | 作成日時:2016年9月2日 11時

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