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69話 ページ26

「ではカントク、そろそろいいかな?」


今、私達は前の実力テストの時以上の壁にぶち当たっている

日向先輩が考えた第二プラン

その名も

ーー合宿メニュー試食会ーー

とりあえずリコ先輩の料理を食べてからリコ先輩に嫌な思いをさせず自然にアドバイスして上手くなってもらうというのが目的の会である

「何ヒソヒソ話してるの?できたわよ!一品目は…カレーよ!!」

と、リコ先輩はテーブルにカレーの入った皿をゴトっと置いた………のだが

「「『なんで⁉』」」

あれー見間違いか?野菜が丸ごと入ってる

「いや…え?まるごと⁉さっきのトントントンは何だったの⁉」

「まあ、見た目はともかく味は大丈夫よ!ただのカレーだし」

という事だったので

じゃあ、いただきまーす…



マズーイ!!←一同心の声…

オカユのようにしっとり柔らかい米!!

サラダのようにシャキシャキと火の通ってない野菜達!

てゆうか生肉!

そしてルーには謎の苦味と酸味!!

味の大虐殺や!!←一同心の声

一口食べてから次が口に入れれず、あまりの不味さにフルフル震えていると隣にいる大我君がコソッと声を掛けてきた

「それ以上食うな。なんか別のもんオレが作る」

私達が陰で話しているうちに、一気にリコ先輩作のカレーを完食して教室を出て行った日向先輩を追いかけていった伊月先輩の「日向ァー!!」という叫び声が廊下から聞こえたり

料理に一番大事なもんは入ってる愛情がなとかオトコマエの事を言っておかわりし、顔が真っ青で変な汗をダラダラ流す木吉先輩がいたり、またまたカオスだ…


そこへ余った野菜達で大我君が料理を始めた。

慣れたフライパンさばき!

出来上がった野菜炒めはとても美味しくて先程の事があったせいか感動で涙が出る

『すごいよ!大我君。今度また作って』


山盛りのごはんをリスのようにモグモグ食べながら大我君は「…おう」と言う

そこへ、リコ先輩が大我君にカレーの作り方を教えてと頼みに来たのだ

「いっすけど、オレちょっと厳しいっすよ!」





そして、目の前に先程とは見違えるほど美味しそうなカレーが置かれた

嬉々としてみんな食べるが…

えーーー⁉

何故か、依然マズイ

死にそう…どうして?大我君にも分からないみたい

しかし、テツヤ君が自分でよそったカレーは美味しいとの事でリコ先輩に確認すると…

ルーをかける前に…プ…プロテイン⁉








「やっぱりAは絶対来い!!!」

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胡桃(プロフ) - 蘭花さん» ありがとうございます!やっぱり宮地さんはどんな宮地さんでもイケメンですwこれからもなるべく毎日更新頑張りますのでよろしくお願いします。 (2016年9月11日 20時) (レス) id: 7ef098a1e4 (このIDを非表示/違反報告)
蘭花(プロフ) - とっても面白い作品でいつも見させて頂いてます!宮地さんはシスコンでもイケメンですね!更新頑張ってください! (2016年9月11日 18時) (レス) id: d146509166 (このIDを非表示/違反報告)
胡桃(プロフ) - ユウさん» ユウ様。コメントありがとうございます。拙い文章ですが完結まで頑張っていきますのでこれからもよろしくお願いします (2016年9月5日 14時) (レス) id: 7ef098a1e4 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 続編おめでとうございます。これからどうなるか楽しみです、更新頑張って下さい。応援してます (2016年9月5日 14時) (レス) id: cb3c3b9b5b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:胡桃 | 作成日時:2016年9月2日 11時

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