68話 ページ25
「今年の夏休みの始めと終わり、海と山で合宿2回よ！」
が…合宿…
夏休みがあけたらすぐにウィンターカップ予選が始まる。
合宿は主に今までの試合で感じた弱点克服と体力向上を目指すようだ
しかし私には難題がある
『リコ先輩…』
武田先生に呼ばれ、体育館を出て行こうとするリコ先輩を引き止めた。
誠凛の為にはできるだけやれる事はやりたい
「ん？何、A」
だけど、私は果たして過保護な兄達から合宿の許しを得れるのだろうか
『わ…私も合宿参加しないとですよね？』
私が言わんとしていることが分かったのか、難しい顔をするリコ先輩…うぅ、申し訳ない
「…そうね、他の子達には練習に専念して欲しいからできれば参加して欲しいと思ってるわ。難しそうかしら？」
『…初めてのことなんでなんとも…兄に直談判します』
「そうしてくれると助かるわ」
おつかれーとリコ先輩は体育館を出て行った。
どうしたものかと考えていると、突然日向先輩のもっかい集合ーう！！の声が聞こえたので私もみんなと同じように日向先輩の元へと行く
「オレ達は今…重大な危機に直面している」
すると集合をかけた彼は、なんとも神妙な面持ちでそう言ったのだ
いったい…どうしたのだろうか
なんだ、なんだ？と状況が理解できない私達１年は首を傾げた
先輩達は分かっているようで青い顔をしながらうんうん頷いている
どうやら合宿を2回やるために宿を格安にしたため食事は自炊らしいのだが…
「問題はカントクがメシを作る！」
日向先輩は絶望的な表情でそう叫んだ
ん？それだけ？それやら悩む事では無いんじゃ…と思った
しかし
「料理の域はもはや完全に超えてたな」
それ、食いもんじゃねぇってこと⁉
木吉先輩の言葉に1年全員は突っ込みを入れた…心で
しかも練習メニューが殺人的で夜は誰もまともに動けないらしい
するとみんながバッと、私の方を見た
え？
日向先輩は私の両肩に手を置き
物凄い必死な形相で頼んできた
「てなわけでマネージャー！！！何としてでも合宿に来れるように、宮地さん達を説得してくれ！！！」
もはや土下座するんじゃとか思うくらいな勢いだ
「あーAのメシ美味いもんなぁ」
「えっ⁉火神！Aのメシ食ったことあんのか⁉」
向こうの方で大我君に小金井先輩達が絡んでいる
大我君！変な期待させないでー
『とりあえず、兄には頼んでみるので日向先輩も第2プランを考えて下さい！』
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胡桃(プロフ) - 蘭花さん» ありがとうございます！やっぱり宮地さんはどんな宮地さんでもイケメンですwこれからもなるべく毎日更新頑張りますのでよろしくお願いします。 (2016年9月11日 20時) (
レス) id: 7ef098a1e4 (このIDを非表示/違反報告)
蘭花(プロフ) - とっても面白い作品でいつも見させて頂いてます!宮地さんはシスコンでもイケメンですね!更新頑張ってください! (2016年9月11日 18時) (レス) id: d146509166 (このIDを非表示/違反報告)
胡桃(プロフ) - ユウさん» ユウ様。コメントありがとうございます。拙い文章ですが完結まで頑張っていきますのでこれからもよろしくお願いします (2016年9月5日 14時) (レス) id: 7ef098a1e4 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 続編おめでとうございます。これからどうなるか楽しみです、更新頑張って下さい。応援してます (2016年9月5日 14時) (レス) id: cb3c3b9b5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡桃 | 作成日時：2016年9月2日 11時
