46話 ページ3
テスト翌日
昨日のテスト終了後は灰のように真っ白になっていた火神君、結果は大丈夫だったのかな?
なんかずっと、真ちゃんが湯島天神の鉛筆で作ったコロコロ鉛筆を文字通りコロコロしてたみたいだけど…
先輩達と隣のB組へ行き、火神君の結果を覗き込むと…308人中…90位⁉
なんとかなりの躍進である。て言うか真ちゃん怖ッ!何者よ…
てか火神君!何故か緑間に負けた気がするとかで泣かないでよ
「あっA!」
『何〜?』
教室に戻ろうとした所火神君に呼び止められた
「約束!過程はどうでも守ったんだから、お前も約束守れよ。期待してるんだから」
『…了解!』
ーーーー
次の日はいつもより朝早く起きてお弁当作りを始める
昨日のうちに下ごしらえはしたのだが、いかんせんお弁当4つ(しかもかなり食べる奴がいる)のためかなり大変だ
準備が終わる頃に良い時間帯になっている
「はよ…今日早くね?」
大きな欠伸をしながら清兄がリビングに降りて来た
秀徳はWCに向けてもう本格始動しているみたいで朝練もみっちりある
『おはよー。今日はちょっとお弁当1人分多くて』
「えっ?誰のだよ」
『あ…火神君…』
マズった…清兄の機嫌が急降下している…
「なーんで火神?お前らもしかして…」
今なら人、殺せるんじゃね?って思うくらい恐ろしい顔のお兄様。私は慌てて否定を入れる
『ち、ち違うって!いろいろあって今日だけ作ってるの。別に深い意味はないから』
私があーでもないこーでもないと清兄の前で騒ぎ立てていると、諦めてくれたのか深いため息を吐いて清兄はダイニングの椅子に座った
「…もし、好きな奴とかできたら誰よりも先に俺に報告しろよ」
応援するかは知らねーけどなっとブスッとした表情でコーヒーを啜る、清兄に思わず笑いがこみ上げた
昼休み
『はい。どーぞ』
「おぉ!美味そう!マジサンキュー」
「火神君…羨ましいです」
火神君に持ってきたお弁当を差し出すと嬉々として受け取ってくれた火神君はすごい勢いでお弁当を食べ始めた
美味しいみたい…よかった
『それにしても、真ちゃん何者よ!鉛筆私も欲しい』
「人事を尽くすって最強ですね」
『昨日、涼太に話したら羨ましがってたよ〜涼太も火神君みたいに危ないんだって』
「………大我だ」
『えっ?』
突然箸を止めて、何やら黙り込んだ火神君の一言に私は首を傾けた
176人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
胡桃(プロフ) - 蘭花さん» ありがとうございます!やっぱり宮地さんはどんな宮地さんでもイケメンですwこれからもなるべく毎日更新頑張りますのでよろしくお願いします。 (2016年9月11日 20時) (レス) id: 7ef098a1e4 (このIDを非表示/違反報告)
蘭花(プロフ) - とっても面白い作品でいつも見させて頂いてます!宮地さんはシスコンでもイケメンですね!更新頑張ってください! (2016年9月11日 18時) (レス) id: d146509166 (このIDを非表示/違反報告)
胡桃(プロフ) - ユウさん» ユウ様。コメントありがとうございます。拙い文章ですが完結まで頑張っていきますのでこれからもよろしくお願いします (2016年9月5日 14時) (レス) id: 7ef098a1e4 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 続編おめでとうございます。これからどうなるか楽しみです、更新頑張って下さい。応援してます (2016年9月5日 14時) (レス) id: cb3c3b9b5b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:胡桃 | 作成日時:2016年9月2日 11時