【黒子のバスケ】宮地家のお姫様2

45話 ページ2

秀徳を制しついにIH出場をかけた決勝リーグにまでコマを進めた私達だが、ある壁にぶち当たってしまった…


「急にどうしたんだろうね、カントク」

現在、中間テストを持って、リコ先輩の元へ向かうべく1年バスケ部は体育館までの道のりを歩いている
どうやらテストで赤点を取るとIH出れないとかあるらしい

火神君は他人事のように

「練習した方がいいだろー？」とボヤいているが
しかし、体育館で仁王立ちして待っていたリコ先輩や伊月先輩により衝撃的事実を突きつけられた

「ウチの学校は一学年約300人。その順位がはっきり出るのよ」

「そして下位100名は来週土曜な補修。これが問題なんだよ」

決勝リーグ…来週の土曜日じゃん⁈
それは問題大アリだ
と言うことで中間テストの結果に危ないと判断したら、明後日の実力テストの為今夜からカントクの家で勉強合宿をする事となった

まぁ…私には毎回心強い家庭教師のお兄様がいるから心配ない

マネだけど一応見せた中間テストの結果は、概ね良好の為私は事なきを得た。水戸部先輩に無言でよしよしされたが。褒めてくれたのかな？

黒子君のテストの結果はなんというか…すっごいフツ〜らしい

問題は火神君だった。

ほとんど赤点…

「バカだとはバカだとは思っていたけども！！ここまでか！！」

「フツーに0点もあんじゃねーか！！すげーよ！逆にな！」

「しかも英語悪いって何⁈帰国子女だろオマエ！！」

先輩達の怒涛の攻めにタジタジの火神君
日本の英語は細かすぎるとボヤいてリコ先輩に背負い投げされていた。

先輩達の実力テストの結果は割といいらしい、特にリコ先輩は2位と、かなりすごい！

「バカじゃ勝てないのよ！」

との事で実力テスト主要5科目を教科ごとでそれぞれ担当して火神君に教えることとなった

ちなみに私も途中まで補佐する事に…



明日は遂に実力テスト…

漢字のダメすぎる火神君は国語を捨てることになった

『だから、ここ違うって！』

「し…シヌ…」

生気を吸われすぎたミイラみたいだよ火神君…

しかも全然解けてない…

『よし！実力テストうまくいったら、お弁当作ってあげる！何かあった方がやる気出るでしょ』

なんとか火神君にはテスト回避してもらわなければ

ダメ元でそう提案すれば

「いいのか？」

心なしか目がキラキラした火神君がいた

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