20話 ドラゴンが出た！ ページ25
[イナズマイレブンを見るときは部屋を明るくして近づきすぎないようにして見よう]
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部室では豪炎寺が入部した事で1年メンバーは喜びの声を上げている、しかしそれをよく思っていない人物もいた
「そいつに何の用がある？雷門には俺やAの必殺シュートがあるじゃねぇか」
「染岡…」
そう話す染岡に半田達は困惑しそれぞれの顔を見合わせるその時
ガラッ
『ごめん！遅れちゃった』
扉を開けたのは用事により今まで居なかったAだった
『…何かあった？』
「あ、いや…」
悪い雰囲気を感じ問いかけるが答えは帰って来ないため部室を見渡し原因を見つけたAはそちらに歩み寄る
『染岡君また噛み付いてるのかい？』
「Aも思うだろ？雷門のストライカーは俺一人で十分だって！いざとなったらお前もいるからこいつに用はないだろ？」
「…結構小さい事にこだわるんだな」
「なんだと！？」
『こらこら噛み付かない、豪炎寺君も煽らないで尾刈斗中に向けて話をしなきゃ』
豪炎寺の言葉に掴み掛かろうとする染岡をAは止め落ち着かせる様に話す
「…チッ」
「…」
豪炎寺を睨みつけていたがAの言う通りだと思ったのか染岡は詰め寄るのを止めた
その様子にAは苦笑いを浮かべたそこに円堂が小声で話しかけてくる
『やれやれ…』
「A」
『ん？なんだい円堂君？』
「ありがとな」
『ふふ、どういたしまして』
＿＿＿＿
「みんな居る？」
「尾刈斗中の試合映像が入手出来ました！」
マネージャー達が用意してくれたビデオを見ると相手選手達が不自然に動きを止めている場面が数多くあり雷門イレブンは疑問の声を上げる
「なんで動かないんだ？」
「噂では尾刈斗中の呪いだとか…」
「「「の、呪い！？」」」
「そんなの怖いでヤンス！」
音無の話に怖がる一年生達に円堂は関係ないとばかりに声を掛ける
「呪いなんてない！」
「で、でも…」
「不安だったら実力を付ける為に特訓だ！！」
「キャ、キャプテン待って下さいっス！」
「相変わらず熱い奴だな」
そう言って外へと飛び出した円堂に続いて部室を出る部員達
マネージャー達もタオルなどを用意しようと動き出そうとした時、部室を出ていない人物に気付く
『…』
「雅君？行かないの？」
『あ、いや…今回の試合僕は出ない方がいいかなって』
「え！雅先輩出ないんですか！？」
『…うん』
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作者名：雨の子 | 作成日時：2019年4月17日 16時
