世界は箱庭 (ページ26)

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21話ページ26

試合当日

[いよいよやってまいりました。雷門中対尾刈斗中の練習試合、我が雷門イレブンの勇姿を見ようと多くの観客が詰めかけています。どの様な試合になるか楽しみです。]

帝国の時と同じく実況は将棋部の角間がやるようだ
そして尾刈斗中の選手達が現れる

「なんだか不気味な奴等だ…」

両チームがフィールドに並び立つ

「君達が豪炎寺君と雅君ですね？帝国戦でのシュートチェイン…いやはや！とても素晴らしかった。今日はお手柔らかにお願いしますね」

相手監督である地木流は雷門イレブンでは無く豪炎寺とAの二人にしか興味が無いようだった
それに腹を立てたのは染岡だ

「おい！あんた達の相手は二人だけじゃねぇ！俺達全員だ！」
「おやおや、我々は豪炎寺君達と戦ってみたい為に練習試合を申し込んだんですよ？弱者チームになど興味はありません」
「なんだと！？」
「やめろ染岡！」
『落ち着いて』
「精々お二人の足を引っ張らないで下さいね？」

そう言い残して地木流は尾刈斗中のベンチへと戻って行った

「くそっ！コケにしやがって」
『染岡君、これは逆にチャンスだよ』
「あぁ？」
『彼等は僕と豪炎寺君しか見ていない、だったら初めから君の力をお見舞いしてやりなよ』
「！そうだ、俺にはあのシュートがある！」
「その意気だ！お前の必殺シュート見せてやれ！」
「あぁ！」

染岡のやる気が出てきた所で両チーム選手はポジションに着き試合が始まる

[さぁ、試合開始です。豪炎寺と雅は帝国戦で雷門を勝利に導いたあの必殺シュートを今回も見せてくれるのか！？…おや？なんて事でしょう！雅はベンチスタートです！この布陣が試合にどう影響するのでしょうか！？対する尾刈斗中はキャプテンの幽谷を中心に強力な攻撃陣が揃っているとの情報が入っております。どの様な試合になるのか！キックオフです！！]