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体育館に戻ると片付けが終わっていたそこに、申し訳ないなと思いながら、何かやることはないかと辺りを見渡す
するとバッチリと合ってしまったクロ先輩との目に、反射的に赤葦くんと繋いでいた手が動いてしまった
勘違いされてしまう――…
「離したい？」
『え！？』
「俺は離したくないけど勘違いされるでしょ」
『っ……』
「でもま、俺着替えて来なきゃだし」
そう言うとスッと離れた右手は、次に私の頬に触れるように包んで。一瞬赤葦くんが近づいたと思ったら
「好きだよ、A」
耳元で赤葦くんがそう囁いた
急激に顔に熱が帯びて、心臓が瞬く間に早く動いて、突然のこと過ぎて固まってしまった私に離れた赤葦くんがクスリと笑ったのが目に映る
何、今の
ただ驚いている私に背を向けて行ってしまった赤葦くん
だんだんと思考が回復してきた私は今のことが恥ずかしくて、恥ずかしすぎて、その場で俯くことしかできなくて
赤葦くんが、下の名前で
しかも耳元で好きとか、昔好きだった人にそんなことされて動揺しないわけないじゃないか
なんでそんなこと――…
「A」
すると突然聞こえてきた声にびくりと体が揺れて、見れば目の前にいたクロ先輩
「赤葦と随分仲よさそうだね」
そう言うと私の手をゆっくりと取って指を絡ませてきた
え、今度は何……？
未だ落ち着かない心臓が更に動き出す
『そ、そんなことないです…どうしたんですか……？』
「赤葦とどこ行ってたの？」
『え！？別に、どこも…水道のところで会ってちょっと話して……』
「そうなんだ」
『はい』
「Aー！」
その時私の名前を呼んだコーチ
別に悪い事してるとかクロ先輩に隠したいとかそういうのじゃなかったけど、私を呼んでくれたコーチに心の中で感謝した
『あ、じゃあ行きますね』
クロ先輩の手の中に収まっていた自分の手をスルリと抜いて、コーチがいる元へと駆け寄る
あぁもう、これ以上は心臓がもたないよ
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成田(プロフ) - かおりさん» こんばんは！コメントありがとうございます！嬉しいです✨結構長かったと思うのですが一気に読んでくださったんですね！ありがとうございます！更新頑張りますので、また読んでくださると嬉しいです✨応援ありがとうございます！！ (6月26日 23時) (
レス) id: 44d50683fe (このIDを非表示/違反報告)
かおり - 最高すぎて三連休を使って一気読みしてしまいました🥹❤️続きが楽しみすぎて楽しみすぎて🥺更新大変かと思いますが応援してます☺️🫶 (6月26日 10時) (レス) @page42 id: c82b12eeb8 (このIDを非表示/違反報告)
成田(プロフ) - ゆんさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけるの嬉しいです✨更新できるだけ頑張ります✨ (2023年2月8日 15時) (レス) @page2 id: 4c44710d84 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 好きすぎて更新が待ち遠しいです😍😍どのキャラもかわいい🎀 (2023年2月8日 0時) (レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
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