My Days in Hospital [Storm] 6 (ページ24)

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side A

あれから数日経ったけど、疲労はたまるばっかりで...まぁ、休めないし周りも忙しいのに俺だけ休むなんて甘やかすことなんて絶対にできないから、自分で自分に鞭打って最近はほぼ棋力で乗り切っていいってくらい。

いつまでもかざぽんの家で世話になるわけにもいかないし、そしてとうとう翔ちゃんとかニノからお
声がけがかかっちゃって…(苦笑)

盛り上がるのはいいけどちゃんと寝なよ？って…

毎日飲んでるって思われてるみたい笑
まぁ、確かに飲んでる日もあるけどさぁ(苦笑)

やっぱり正直に話した方がいいか…いいよね。

今日の勤務が終わったらちゃんと帰ってちゃんと伝えよう。
それまでどうか俺の体、持ちますように…！！

なんて思いながら頑張って勤務して、ようやっと昼。

昼食の乗ったワゴンが来て、担当の子全員に配膳して介助が必要な子は手伝ってあげて…って、結構食事の介助って大変なんだよ！？
まだ個々で対応する分には全然いいけどこれが大部屋とか、プレイルームになったと来たら地獄を見る…

ご飯で遊んだり目を離した隙に逃げ出したりとか本当に鬼ごっこ状態。

もー、俺疲れてるのに何でこんなに今日はいつもの倍以上に元気なの！？
いつもならイライラなんてしないのに今日ばっかりはイライラしかしない。でもこれはただの八つ当たり。

はぁ…とばれないようにため息をついたつもりだったけど近くにいる松潤に聞こえちゃったらしくて…

「こっちやっとくから相葉くんはAのところに薬持ってって？」

と紳士的発言をしてくれた。
今回ばかりは素直にそうさせてもらうしかなくて、お礼を言ってから一旦ステーションに戻ってから薬を確認して病室に向かった。

「Aー、ちゃんと食べれてるー？」

なるべく元気な声でいつも通りを装って病室の扉を開けて見えたのは、昼食とにらめっこしてるAの姿。
なんでだろうって昼食のメニューを頭の中で思い浮かべたらAの嫌いな人参が入ってたね(苦笑)

「また人参だけ残してんのー？好き嫌いしたら大きくなれないよー？」

よいしょってAのベッドに腰かけて、しぶるAになんとか人参を食べさせて、これでもかってくらい褒めてあげた。
後は薬だけ飲んでねって言ったとき、自分が疲労困憊なこと忘れてたみたい。

立ち上がった瞬間に、これやばいなって、Aいるし、ちゃんとしなきゃって心は思ってても体は正直で…

次の瞬間に、目の前が真っ暗になった。