My Days in Hospital [Storm] 6 (ページ25)

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相葉ちゃんにうまいこと乗せられて大嫌いなにんじんを食べた。

ちゃんと食べれるんじゃん！ってたくさん褒めてもらっちゃった！

「じゃ、後は薬ねー。俺他の子のお昼片付けてくるから！」

Aのも今下げちゃうねーって、立ち上がったと同時に、相葉ちゃんの体が一瞬ぐわんってなった気がして、その瞬間に相葉ちゃんが綺麗にって言ったら変だけど、積み木ががしゃーんって崩れていくように、綺麗に床に倒れた。

お盆は持ってなかったから大きな音はしなくて…

えっ…？？相葉ちゃん…？

目の前にいるのは元気な相葉ちゃんじゃなくて、苦しそうに目をつむってる相葉ちゃん。

慌てて相葉ちゃんの傍に行って肩を軽くとんとんって叩いてみるけど、全然動かない、びくともしなくて…

そのとき、頭の中で、相葉ちゃんが死んじゃうかもしれないっていうすごく怖い気持ちが頭の中に入ってきて、どうしようどうしようって頭が混乱してる。

どうしよう…翔先生とか誰か呼ばなきゃ…早くしないと相葉ちゃん死んじゃう･･･！

靴を履くのも忘れて、病室の外に飛び出した。
どこに行ったらいいかもわからなくて、ただナースステーションに向かって…

「こらー、廊下走んなー…って、Aどした？」

急に腕を掴まれたって思って顔を上げたら翔先生がいて、よかったぁって思ったら、段々安心しちゃって涙がぶわって出てきそうになった。

翔先生の腕を引っ張って病室に連れていった。

「だからそんなに慌ててどうしたA…って、は！？雅紀！？」

倒れてる相葉ちゃんを見て翔先生もすごく驚いた顔をしていたけどすぐに電話で潤くんに連絡を取り始めた。

よかった、これで相葉ちゃん助かる…

そうわかったら、急に力が入らなくなって、ぺたんってその場に座っちゃった。

相葉ちゃんの首を触ったり、お熱を測ってたりしてた翔先生だったけど、私の座った音に気付いてくれて「もう大丈夫だから」って言ってくれた。

「翔さんストレッチャー持ってきた大野さんもすぐ来るって。」

潤くんも来て、大きなベッドに相葉ちゃんが乗せられて病室からいなくなった。
それとほぼ同じ時におーちゃん先生も来てくれた。

急に怖くなっておーちゃん先生にぎゅって抱き着いたらぎゅってしてくれた。

「Aー、あーばちゃん急に倒れてびっくりしたなぁ～。でもAが一生懸命しょーくんとか松潤呼んでくれたからあーばちゃんも助かったんだぞ～？Aはあーばちゃんの命の恩人だなぁ」